おねしょ対策と洗濯方法
子どもが2歳や3歳になると、「そろそろトイトレをしようかな」などオムツ外しへの関心度が高まってきます。昼間はともかく、夜は「布団まで濡れたら洗濯が大変」という理由から、なかなか踏み出せないご家庭も多いのではないでしょうか。今回はおねしょ対策から洗濯方法までお伝えします。
子どもへの関わり方
おねしょ対策の方法
寝る前に水分をたくさん摂ると夜中につくられるおしっこの量も増える可能性があります。そのため夕方以降は水分を摂り過ぎないことが推奨されています。ただし暑い日は汗もかくので、水分摂取を減らしすぎることのないよう注意が必要です。また、就寝の前にトイレへ行く習慣をつけることも大切です。夜のトイトレでは前述のとおり体の準備が整うことが必要ですが、もし本人にまだ「オムツを外したい」という前向きな気持ちがないようなら、無理をせずもう少し待つことも検討しましょう。
夜中にトイレに行くべきか
夜中に眠っている子どもを起こしてトイレに連れていくことは、実はあまり推奨されていません。睡眠のリズムも崩れやすくなり、おねしょ卒業はむしろ遅くなると言われています。
おねしょ対策グッズ
夜中におねしょをしてもお布団まで濡らしてしまわないようにと、最近は便利なおねしょ対策アイテムがたくさんあります。トイレトレーニング用の多層式パンツや、パジャマの上から着られる防水機能付きのズボンやスカート、布団にかける防水シーツもあります。衣服に布団カバーに布団まで濡れてしまうと洗濯処理は本当に大変で、つい子どもにイラっとしてしまいますよね。しかし、残念ながら子どもを怒ってもおねしょは治りません。ママやパパの大変さを軽くするためにも、こうしたアイテムを上手に活用するのも良いと思います。
おねしょのあとの洗濯方法
尿そのものは酸性なのですが、時間が経って出現してくる「臭い」はアルカリ性です。酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤が効果的であり、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤が効果的です。つまり、おねしょのあとの洗濯では酸性とアルカリ性の両方の洗剤を使うことがポイントになります。市販されている洗濯洗剤の多くはアルカリ性(もしくは中性)ですので、ここでは「尿臭」を落とす方法としてクエン酸の活用法をご紹介します。
衣服が汚れてしまったときは
汚れてすぐに気が付いたときは、まず流水でよく洗いましょう。放置はせず、早めに洗うことをおすすめします。しっかり水洗いができたら、洗濯機で通常の洗濯をすれば大丈夫です。
汚れてから時間が経ってしまったときは、水もしくは40℃程度のぬるま湯でしっかり洗い、その後クエン酸で「臭い」を落とす処理をします。クエン酸水のスプレーを吹きかけるか、クエン酸を溶かした水に浸け置きをします。使用方法や濃度などは製品の説明欄をご確認ください。その後、洗濯機で通常の洗濯をします。もし汚れが気になるなら、洗濯機でのお洗濯をする前に酸素系漂白剤に浸け置きをするのもおすすめです。
布団が汚れてしまったときは
洗えないものがおねしょで汚れてしまうと、とても残念な気持ちになりますよね。でも、大丈夫です。まずは紙おむつの吸水面を布団にあてて、上から体重をかけておしっこの「水分」を吸い取りましょう。オムツがなければタオルや雑巾などでも大丈夫です。そのあと、クエン酸で臭いを落とします。スプレーを吹きかけるのが便利ですが、クエン酸を溶かした水を少しずつ染み込ませる方法でも問題ありません。汚れがひどい場合は、ここまでの工程を何回か繰り返します。そして、最後に布団を「両面しっかり乾かす」のがポイントです。可能なら外に干しましょう。干せない場合は布団乾燥機やドライヤーを使い、しっかり乾燥させてください。
おしっこはたんぱく質なので、熱湯をかけるのは控えましょう。70℃以上になるとたんぱく質が固まり汚れが落ちにくくなってしまいます。また、一生懸命になるとついゴシゴシしたくなりますが、繊維を傷めるので優しく洗うようにしましょう。トイトレは決して焦らず、本人の心とからだの準備が整うタイミングを待って親子で無理なく進めていきましょう。
にかほ市の子育て支援
- にかほ市の「地域子育て支援センター事業」 にかほ市内の各支援センターでは、育児中のパパママとお子さんの仲間づくりの場所を提供しています。季節に合わせたイベントを行ったり、育児相談を受け付けています。
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