赤ちゃんの肌にできる乳児湿疹のこと

赤ちゃんの肌荒れはとても痛そうで親としては見ているだけで辛いものです。一刻も早くなんとかしてあげたいと思います。そこで、赤ちゃんに起こりやすい乳児湿疹のこと、普段から知っておきたい肌ケアについてご紹介します。

乳児湿疹とは？

新生児から1歳ごろに顔や体などに起こる湿疹は、総称して乳児湿疹と呼ばれています。赤ちゃんの肌は大人に比べてとても薄く、生まれてから2ヶ月くらいまでは、胎内でママからもらったホルモンの影響で、皮脂の分泌が盛んになるため、湿疹が起こりやすくなっています。顔やおでこ、髪の毛や眉毛など皮脂の分泌が多い場所に湿疹は多く見られます。乳児湿疹には、あせもやかぶれなども含まれています。

汚れを落として保湿しよう！

汚れを落とす

まずは、赤ちゃん用の石鹸で汚れや皮脂をしっかり落としてあげます。石鹸はよく泡立てて、包むように優しく洗い、皮膚は擦らないようにします。泡が残るとそれが刺激となり、悪化の原因となってしまうので、すすぎ残しがないようにすることが大切です。洗う際に、ガーゼなどでゴシゴシ洗うのは肌への刺激となるため避けてください。洗い終わったら、清潔なタオルで優しく水分を拭き取ってあげましょう。

こまめな保湿

肌が乾燥すると皮脂の分泌量は、返って増えるため、お風呂上がりや洗顔後は、乾燥しないようにすぐに保湿することが重要です。日中も乾燥が気になったら、こまめに保湿してあげましょう。

衣類や寝具を清潔に

衣類や寝具など赤ちゃんの肌に直接触れるものは、こまめに洗って、清潔な状態にしておきましょう。

汗の過剰分泌を避ける

赤ちゃんは非常に汗っかきです。汗が原因で湿疹を引き起こすこともあるため、室温や服装を調節して汗のかきすぎを防ぐようにしましょう。

病院の受診の目安は？

症状が軽い場合は、基本的に自宅で様子をみて大丈夫。ただし、肌がじくじくしているなど症状が重い場合、正しいケアを続けているのに治らないようであれば早めに小児科や皮膚科を受診するようにしましょう。乳児湿疹は家で清潔とこまめな保湿を徹底するようにしましょう。心配なことがあれば迷わず病院を受診してください。