子どもの夜泣き~悩むママへの心得

シーンと静まり返りみんながぐっすり眠っている時間に、子どもの夜泣きは起こります。泣いている子どもをあやし続ける時の孤独感や苛立ちを感じているママもいるのではないでしょうか。ここでは、夜泣きに悩んだときに行える対策をご紹介します。

ママのせいじゃない

まず1番に伝えたいことは、「夜泣きはママが悪いわけじゃない」ということです。夜泣きの激しい子どもの場合は、いろんな方法を試しても上手くいかないことがあります。同じくらいの月齢の子を持つママさん達の「よく寝てくれる」「朝まで起きなくなった」という話を聞くたびに落ち込んでしまうことも。つい自分の寝かしつけが下手なのか、何がいけないのかと、悩む日々を過ごしてしまいます。

例えば、1人目は夜泣きに悩み、夜中家中をウロウロと歩き回ったり、リビングで抱っこしながらウトウトする日々を過ごしていたのに、2人目は産まれた時からよく寝る子で、夜中に泣いてもあやせばまたすぐ寝てくれる、と言う場合もあります。つまり、寝る子は寝るし、寝ない子は寝ない。どう頑張っても、寝ない時は寝ない。そんなものなのだと受け止めることが大切です。

夜泣き対策

こうしなければならないを捨てる

1人目の育児の時に神経質になっていて、子どもはベビーベッドに寝かせることを徹底していた場合。夜ぐっすり寝てもらうためにと、半ば義務感で散歩や児童館に連れていったり、寝る数時間前から部屋の照明やテレビの刺激を減らしたりと、色々なルールを設けていました。もちろんそれが功を奏すケースもあるでしょう。しかし、上手くいかなかった時に余計にストレスを感じてしまうこともあります。もしかしたら、ママの寝てほしいという気迫と焦りが、子どもにも伝わり、逆によくなかったのかなとも思います。どうせ寝ないならルールなんて作らず、その日その日を子どもと楽しむように気持ちを切り替えましょう。

バランスボールを使う

これは余り知られていない技ですが、抱っこしてバランスボールに座って弾むと、不思議とよく寝てくれます。背中スイッチ対策にはなりませんが、寝入りまでの時間は短縮できるかもしれません。パパでも簡単にできる方法なので、ぜひ試してほしいです。

誰かは起きている、と自分を励ます

夜泣きで辛いのは睡眠不足と孤独感だと思います。夜中に「きっと今起きて頑張っているママが日本のどこかにいる」と思いながら過ごすと、少しだけ気が紛れるのでは?今はSNSが普及しているので、考えるだけでなく実際につながることもできますよね。一緒に頑張る仲間がいるということほど心強いものはないと思うので、そういったコミュニティを活用することも1つの方法だと思います。

こんな可能性はないですか?

3歳になっても夜泣きがおさまらず、一度起きると錯乱状態になることが日常茶飯事な場合。子どもなのに大人のようにいびきがひどく、時折息が止まっているような様子が見受けられる場合は耳鼻科に行ってみましょう。アデノイド肥大症の可能性もあります。手術を受けると術後は嘘のようにぐっすりと眠ることができます。普通の夜泣きとは違う気がする、夜泣きが幼児期になっても続くといった場合は、受診も視野に入れてみてはいかがでしょう。

いつかは終わること

夜泣きが辛い、と話すといつかは終わるものだと励まされます。正直、悩みの最中にいる時は、その「いつか」がいつなのか検討すらつかず、あまり現実味のない言葉に聞こえてきますが、でも「いつか」は必ずやってきます。日々の子どもの成長を辛抱強く見守っていきましょう。

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