

小学校の入学準備
子どもが保育園や幼稚園に通い始めると、入学準備の話題が耳に入ってくるようになります。ヨシと身構えてはみるものの、具体的にはいつ何をすれば良いのだろう。みんなはどんなことをしているのだろう。そんな疑問が湧いてくると思います。そんなみなさんに向けて、入学前に「準備するもの」と「準備すること」をご紹介します。
準備するもの
入学前に自分で揃える必要のあるものは、さほど多くはありません。
ランドセル
小学生のトレードマークとも言えるランドセル。毎年春頃に、各ランドセルブランドが翌年度入学向けの新モデルを発表します。今のランドセルは細部にまで趣向が凝らされているものが多く、色もデザインもバリエーションが豊富!大人が背負いたくなるようなシックな仕上がりのものもあります。カタログを取り寄せて家族で眺めるもよし、店頭に出向いて背負い比べするもよし。子ども自身がお気に入りのランドセルを見つけることで、入学に向けての前向きな気持ちも育つでしょう。生産予定数の少ない製品を希望する場合は、早い時期に手配するのが安心です。
学習デスク(必要があれば)
子どもの小学校入学に合わせて学習デスクを用意する家庭は少なくなっているようです。住宅事情の変化や、保護者の目の届く場所で学習する「リビング学習」が浸透したことによる影響もあるでしょう。ちなみに我が家では小さめでシンプルなデザインの学習デスクを選び、リビングルームに置いています。パパやママが在宅ワークをする時にそのデスクを使うこともあるので、一石二鳥です。
通学用品、文房具など
学校で使用するものは学校や年度によってもきまりに違いがあるものです。学校から通知があるまでは準備せずに待つほうが、買い直しの無駄がなく済むでしょう。
準備すること
読み書きの練習や交通安全指導などは、子どもの通う幼稚園・保育園のカリキュラムにも組み込まれているかもしれませんね。プロの幼児教育にも頼りつつ、家庭でも入学を見据えた「内面の準備」を進めていきましょう。
机に向かうことに慣れる
小学校に入ると、机に向かって授業を受けるようになります。自由に動き回りたい子どもは、じっと座っていることにもストレスを感じるでしょう。机に向かう練習として、年長の4月から通信教育を試してみました。最初の頃は3分も座っていられませんでしたが、根気よく続けることで集中できる時間も長くなっていきました。取り組むものは市販のドリルでも、塗り絵でも、保護者が出したお題の絵を描く、ということでも良いと思います。時々机に向かう練習をしておくと、少しスムーズに小学校生活のスタートを切ることができるかもしれません。
自分の持ち物を管理できるようにする
子どもは傘や帽子をよく忘れたり、失くしたりするものです。忘れ物・失くし物をしてしまった時の対処法を身につけるのも大切な学びのひとつですが、それもあまりに頻繁ですと本人も周りも困ります。そこで、年長さんでもできる、忘れ物を減らすアイディアをひとつご紹介します。
毎朝家を出る時、自分の頭と肩と腰を1回ずつ軽く叩き、頭−帽子、肩−水筒、腰−ハンカチと言うように体の感覚と毎日の持ち物とを結び付けて確認する習慣をつけます。毎日の持ち物を自己管理できるようになれば、イレギュラーな持ち物がある時でも落ち着いて用意できそうです。叩く場所と持ち物は各家庭でアレンジしてみてください。
不安を解消する
入学前の子どもにとって小学校は未知の世界です。不安を少しでも解消できるように、一緒に通学路を歩いたり、学校開放の日に校舎を見学したり、パパママの小学生時代の楽しかった思い出を話して聞かせたりすることで、本人が小学校生活をイメージしやすいように工夫してみてください。親子でじっくり話をする時間を作って、子どもの素朴な疑問や不安に応えてあげるのも大切な準備のひとつですね。
にかほ市の子育て支援
- にかほ市の「地域子育て支援センター事業」 にかほ市内の各支援センターでは、育児中のパパママとお子さんの仲間づくりの場所を提供しています。季節に合わせたイベントを行ったり、育児相談を受け付けています。
- にかほ市の家庭教育支援「ほんわっか」 月に1度、子育てについてお茶を飲みながら気軽に話ができる「ほんわっカフェ」を開催しています。その他にも、子育てや家庭教育に関する相談に乗ったり、親子で参加する取り組みや講座の開催、地域の情報などを提供しているチームです。