無料!?児童館ってどんなとこ
子どもにとって、遊びは食事や睡眠と同じようになくてはならないもの。遊びを通して心身ともに成長していきます。地域の子どもたちの自由な遊び場である児童館では、異なる年齢の子どもたちが一緒に遊ぶことで、仲間関係やルールを学ぶ機会にもなっています。児童館は子どもの居場所としてだけでなく、ちょっとした相談に乗ってもらえるなど子育て家庭にとっても頼れる場所です。
児童館ってどんなところ?
児童館は、0~18歳までのすべての子どもたちが基本的に無料で利用できます。開館時間なら、出入りは自由。遊び道具や本などがそろえてあるほか、運動遊びや工作、料理や伝統行事などの生活文化体験、キャンプなどの自然体験など施設によってさまざまなアクティヴィティーが行われています。子どもの発達やレクレーションに詳しい専門職員(児童厚生員)を配置しており、子ども主体となった活動を支援しています。
児童館は、児童福祉法第40条により定められた児童厚生施設として、遊びを通じて子どもたちの健全な育成を支援する目的でつくられました。現在、全国に4,453か所(※社会福祉施設等調査 令和元年10月1日現在)。大きさや設備により、小型児童館、児童センター、大型児童館(A型・B型)と大別されます。自治体、NPO団体や社会福祉法人などの民間団体のほか、民営企業が運営するところもあります。
赤ちゃんの児童館デビュー。目安は生後3か月
児童館を利用するのは小学生以上の子どもたちが多いイメージがありますが、乳幼児ももちろんOk。赤ちゃんは首がすわる3~4カ月くらいからの利用が多いようです。動くものなど目で追いかける時期、にぎやかさがいい刺激になりそうですね。平日の午前中などは、乳幼児専用(優先)の時間帯やスペースを設けているところもあります。
子育て講座や専門家を呼んで相談タイムを設けるなど(有料の場合あり)、地域で子育てしやすい環境づくりにも取り組んでいます。同じ月齢の子に出会えたり、ママ友と交流できたり。もちろん無理に周りと交流しなくても、子どもは家と違った空間で楽しく遊べるはず。パパママも気分転換できるのでは。
預かりはしていないので乳幼児が利用する場合は大人の付き添いが必要です。幅広い年代の子どもが利用しており、互いに夢中で遊んでいるので、小学生が遊ぶ時間帯などは特に安全に注意して見守ってください。
持ち物としては、おむつの替えやおしりふき、タオル、ビニール袋(ごみ袋)、着替えなどは必要でしょう。個人のおもちゃは紛失や取り違えの恐れがあるので、持ち込まない方がいいようです。乳幼児が遊べるおもちゃもたくさん用意されています。
身近で気軽に相談できる存在として
子どもの遊びを見守るスタッフは、児童厚生員といって、次の要件を満たしています。
- 保育士もしくは社会福祉士の資格を持っている
- 高校卒業後、2年以上児童福祉の仕事に就いていた
- 幼稚園・小学校・中学校・高校などの教員免許を持っている
- 大学で心理・教育・社会・芸術・体育の学科を卒業し、その施設の設置者(都道 府県知事、もしくは市町村長)が認めた人物
スタッフは子育ての相談も気軽にでき、悩みに専門知識が必要な場合は、専門家につないでくれるなどの窓口になってくれます。パパママだけでなく、子どもにとっても「あのね」と信頼して語りかけられる大人は大切な存在。小学生以上の子どもにとっては、家でも学校でもなく慣れ親しんだ場所を持つことや身近に相談できる大人がいるということが、さまざまな面で支えになるかもしれません。まずは気軽に近くの児童館に足を運んでみましょう。
にかほ市の子育て支援
- にかほ市の「地域子育て支援センター事業」 にかほ市内の各支援センターでは、育児中のパパママとお子さんの仲間づくりの場所を提供しています。季節に合わせたイベントを行ったり、育児相談を受け付けています。