おすすめのおやつと量の目安

同じ月齢くらいの子がおやつを食べているのを見かけると「うちも与えたほうがよいのかな?いつからどれくらいの量を?」と、おやつについて考え始める方もいらっしゃるのではないでしょうか?ここでは、おやつの意味や与え方、おすすめのおやつレシピをご紹介します。

おやつを与えることの意味は?

消化吸収能力がまだ十分に発達していない赤ちゃんは、一度にたくさん食べることができません。子どもにとってのおやつは、3回の食事では足りないエネルギーや栄養素を補ってくれる大事な「捕食」です。離乳食とおなじく塩分や糖質、脂質が多いものは避け、軽い食事のような内容がのぞましいとされています。

与えるタイミングや量の目安は?

おやつを毎日与え始めるのは、月齢(1歳~1歳半頃)に加え、離乳がほぼ終わって1日3回の食事が安定して食べられるようになった頃。それ以前の6ヵ月頃からでも食べられるお菓子が市販されていますが離乳前はまだ必要がありません。与えるとしても離乳食がちゃんと食べられていることを前提としてお楽しみ程度にしましょう。

1回の食事の1/3~1/4ほどの量を、1歳~2歳頃なら15時頃か、午前と午後と分けて食間に。3歳以降なら15時頃に与えます。日中の運動量が多いようなら多少増やしても大丈夫ですが、食事に影響しないように調整しましょう。

おすすめのおやつレシピ

捕食とはいえ気負うことはありません。忙しいときには果物やおにぎり、ふかし芋などを与えるくらいで十分です。時間があるときには大人も楽しみながら簡単なおやつ作りをしてみましょう。おすすめするのは「塩煮りんご」です。月齢別に「塩煮りんご」をつかったおやつレシピをご紹介します。

基本の「塩煮りんご」のつくりかた

材料はりんご1個。りんごを8等分して皮と芯を取る。鍋にりんご、塩をひとつまみ、水大さじ1を入れて軽く混ぜたら、ふたをして弱火にかける。焦がさないよう時々ふたをとって確認しながら、りんごから出る水分でやわらかくなるまでコトコトと煮る。粗熱をとり、保存は冷蔵庫で早めに食べきるようにしてください。

1歳~2歳「塩煮りんご」の水切りヨーグルトがけレシピ

ボウルの上にざるをのせてクッキングペーパーか布巾をしき、プレーンヨーグルトを入れて冷蔵庫で40分以上時間を置いて水切りヨーグルトをつくります。適量を食べやすい大きさにカットした塩煮りんごに水切りヨーグルトにかけます。ひとり分の食べる量の目安は、塩煮りんご4切れ、水切りヨーグルト30~50gぐらいにします。

3歳~「塩煮りんご」の米粉蒸しパンレシピ

直径7cmシリコンカップ4個分の材料は、ボウルに水100ml、はちみつ大さじ2、好みの油大さじ1、塩ひとつまみを入れ、泡だて器でしっかりと混ぜます。製菓用米粉か薄力粉100g、ベーキングパウダー小さじ1を入れ、泡だて器でしっかり混ぜる(薄力粉の場合は混ぜすぎない)。塩煮リンゴ1個分をつくった生地に入れさっくりと混ぜる。4カップに分けて蒸し器で蒸す。竹ぐしを刺して生地がついてこなければ火が通っている目安。ひとり分の食べる量の目安は1個です。

塩煮といってもまったくしょっぱくなく、砂糖を入れたかのようにりんごの甘さを引き出してくれる不思議なレシピです。りんごは整腸作用があるのでおやつにもぴったりですので、ぜひ一度試してみてください。

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