育児や家事を分担するコツとは?

育児をしているママから「パパが何もやってくれない」という声を聞きます。ママが1人で家事と育児に奮闘しているケースが多いので、ここではママが担っていることをパパとシェアしていく方法について考えてみます。

家事や育児は分担できないの?

家事は食事、掃除、洗濯など多岐に渡ります。育児にいたっては思っている以上にたくさんの作業があり、判断力を要するものです。ママは朝から晩までの一連の家事や育児について日々状況把握を行うため熟練していきますが、パパはその一部を断片的に見ているに過ぎず、ママが大変そうで手助けをしたくても何からやればいいかわからない、手助けしても怒られるからやらないほうがいいと思っているようです。

まるごと任せてみる

上手に家事育児分担をしているご夫婦を見ていると、「うまく任せている」ことが多いです。 パパのタイプにもよりますが、キチンとしたタイプのパパなら「洗濯はお任せします」とか、自由人タイプのパパなら「休日の子どもの遊びはお任せします」とか、まるごと任せているという話を聞きます。

場当たり的に依頼するのではなく、「〇〇はパパの仕事」としてしまうことで、パパは自分なりに全体像を把握したり、段取りをしたり、ゲーム感覚でタイムを縮めるなど、パパなりに取組み方を工夫していけるようです。「休日の朝ご飯は俺が担当なんだ」など他のパパに自慢したり、「子どもを寝かせる方法」「子どもを喜ばせる遊び方」などの情報交換をするパパもいるみたいです。家事育児のほんの一部でもパパが「自分事」として捉えることができると上手くいくようです。

家事と育児をいっしょに

ママが一番パパにイライラするのは「今私がこんなに大変なのに、どうして知らないふりをしていられるの?」というものではないでしょうか。仕事から帰ってきてすぐに夕飯の支度をしている横で、子どもはお腹が空いて機嫌が悪く駄々をこねている、早くお風呂に入れて寝かせないといけないのに、どうしてパパだけ余裕な顔でスマホゲームをしていられるの?など、パパが不在ならそこまでイライラしないはずなのに、近くにいるのに何もしないことにイライラするのです。

このイライラを解消するために有効なのは、同時に家事・育児をすることです。「ママが夕飯の支度をしている時には、パパは子どもと一緒にお風呂に入る。」「朝はパパが子どもにごはんを食べさせる間に、ママが連絡帳を書くなどの登園準備をする」「ママが食後に食器を洗っている間に、パパが子どもの歯を磨く」など、夫婦で同時に動くと決めておくのです。

家族の習慣づくり

慣れるまではママから率先して「私が食器洗っている間に、パパは歯磨きお願い」と、具体的に依頼をします。毎日のことなので、徐々に「ママが食器洗っているから、パパと歯磨きするぞ」と習慣になっていきます。

同時に家事や育児を行う良さは、自分が進めている作業の他にも何かがリズミカルに進んでいるという実感が得られることです。家事も育児もすべて一人でやっていて孤独という感覚から、一緒に家庭を運営しているという心地よい連帯感へと変わっていきます。

ママのタイプ、パパのタイプ、子どもの人数や同居家族などによってライフスタイルは様々。また、仕事が忙しい時期や体調の良い悪いなど、タイミングによっても状況は日々変化していきます。それでも、お互いを気遣い合いながら試行錯誤し、自分たち夫婦にぴったりのカタチを見つけていけたらいいですね。

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