子どもと絵本を読んでみよう!

1歳の子への絵本の読み聞かせは、反応が薄かったり集中が続かなかったりするため、何が正解なのかわからず悩むことがあります。子どもに絵本を読むとき、どんな工夫をするとよいのでしょうか?

子どもの興味に任せる

絵本を読んでいてもなかなか最後まで読み切れない、ページをめくらせてくれない、なんてことありませんか?そんなときは、順序だてて読むことや、最後まで読み切るのはもう少し成長してからにしよう、と割り切ることも大切です。

最初は、子どもが興味を持った絵やページを見て一緒に楽しんでみましょう。「くまさん、泣いているね。え~ん。」「おひさまピカピカ!」など物語のストーリーとは違うことでも子どもは喜んでくれます。そうすることで、絵本って楽しいんだ!絵本好き!ということを覚えさせてあげることが肝心です。

共感の言葉をかける

子どもがだんだん言葉を理解してくると、自分の知っているものを何度も確かめるようになります。バナナが絵本に出てくると、「あ、さっき食べたバナナだ!」と指差しで教えてくれることも。そんな風に子どもが興味を向けたものに対して、おいしいねなどの声かけをすることで、絵本のバナナをつまんで食べる真似をして「おいしい!」のジェスチャーまでセットでやってくれるようになります。自分の体験と絵と言葉がつながることが、子どもにとっては大きな刺激になっていきます。

楽しんでもらうことを第一に

物語の流れが理解できない間は、絵本はおもちゃの延長のような存在です。「〇〇(絵本の主人公)はどーこだ?」と指差しごっこをしたり、「いないいないばあ!」と言いながらページをめくってみたり。そんな遊び方をしながら絵本と過ごしてみましょう。

自然と子どもから「読んで!」と絵本をとってくるぐらい、絵本を好きになってくれる日がくるかもしれません。少しずつストーリーも理解し、1ページを集中して聞いてくれることも増えていきますので、まずは絵本を好きになってもらえるように、読み切ることより楽しむことに重点を置いて絵本と触れ合ってみてはいかがでしょうか?

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