誤飲、転倒保護に配慮した部屋づくり

子どもが危険なものを口に入れそうになったり、つまずいてドアの角にぶつかりそうになったり、ヒヤッとした経験がみなさんあると思います。誤飲や転倒はそれを未然に防ぐ対策が大切です。加えて、万が一そうしたことが起こってしまったときの対処法を知識として持っておくことも重要です。

転んでも大丈夫!な環境づくり

頭が大きく、足腰がまだ不安定な赤ちゃんはすぐに転んでしまいます。でも、転ばないようにずっとつきっきり、というわけにもいかないですよね。もし転んでしまっても大事故につながらないように、ベビーマットやテーブルの角などに取り付けるコーナークッションなどでぶつかる衝撃を抑えられるようにしておきましょう。

厚手のベビーマットは、転倒の衝撃を和らげるだけでなく、防音にもなるのでおすすめです。デザインや素材も様々なので、使い勝手や家の雰囲気に合わせて選んでみてください。また、ベビーサークルで一定時間行動範囲を限定するのもひとつの手です。家事で手が離せないときなど、危険な場所に赤ちゃんが行ってしまうのを防ぐことができます。わが家で使っているのは、組み立てて形を何通りにもできるベビーサークル。成長に応じて形を変えられるので、長く使えて便利です。こちらも様々な素材、デザイン、形のものが出ているので、お部屋の広さや使う場所に合ったものを準備しましょう。

赤ちゃんの誤飲を防ぐには?

赤ちゃんはなんでも口に入れて確かめようとします。まずは、赤ちゃんの手の届くところに口に入れる危険のあるものを置かない、床に落としたらすぐに片付けるということを徹底しましょう。

赤ちゃんがのどを詰まらせてしまう大きさの目安は39mm。トイレットペーパーの芯ぐらいの直径です。こんなに大きいものまで!と驚いてしまう大きさですよね。

もしも誤飲してしまったら

赤ちゃんが何かを口に入れてしまったら、まずは口の中を確認してください。まだものが口の中に見えているときは指でかきだしましょう。このとき、大きな声を出すと赤ちゃんがびっくりして飲み込んでしまうかもしれません。また、焦って物を口の奥に押し込まないように注意が必要です。

万が一、ものがのどに詰まってしまうと窒息の危険があり命にかかわります。声が出せない、顔色が悪く苦しそう、というときにはすぐに救急車を呼び、救急隊が到着するまでの間は、赤ちゃんをうつぶせにした状態で、片手で身体を支えながら、赤ちゃんの背中をたたき、異物が取れるまで応急処置を続けてください。

家庭内での事故は、周りの大人が気を付けることで防げることがほとんどです。日ごろからどんな危険があるか確認し、事故が起こらないように環境を整えておくことが大事ですね。

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