保育園と幼稚園の違い

保育園と幼稚園の違いを知っていますか?保育園は働いている人が預ける所で、幼稚園は働いてない人も預けられる所?といったように、なんとなく違いは分かるけど、詳しくは分からない。そんな方が多いのではないのでしょうか。ここでは「保育園と幼稚園の違い」についてお話ししていきます。

管轄や法律の違い

保育園は厚生労働省が管轄しており、病気や仕事など親の事情で十分な保育ができない子どもを預かることを目的としています。特別な理由がない方は利用することができません。保育時間は原則8時間ですが、状況に応じて短くなったり長くなったりします。

幼稚園は教育を受けさせる目的のため、学校と同じ文部科学省が管轄しています。理由は問わず、誰でも利用することができます。保育時間は4時間を基本に設定されていますが、最近は延長保育を実施している幼稚園がほとんどです。そのため、共働きでも幼稚園に預けるという選択ができるようになってきました。

保育園と幼稚園の選び方

保育園と幼稚園のどちらの生活が合っているかを考えましょう。先程「管轄や法律の違い」で述べたことに加え、幼稚園には夏休みなどがあり、14時頃に降園し、その後の生活は様々です。バスで家の近くまで送ってもらうことも可能ですし、幼稚園の中でピアノや体操などの課外授業があれば、終わる頃に合わせてお迎えに行くことも可能な場合もあります。希望者は延長保育を利用することもできます。

また、保育園は生活、幼稚園は教育、というイメージがあるかもしれませんが、最近はそういったイメージに縛られている感じがしなくなってきました。英語やサッカーなどいろいろな活動を取り入れている保育園もあれば、のびのびと遊ぶこと・生活することを大切にしている幼稚園もあります。園によって特色が違うため、ホームページを見たり実際に見学をして、いいなと思う園を見つけられるといいですね。

決めるタイミング、申し込みの仕方

保育園は行きたい園を書いた書類を市に提出し選考されます。家庭状況をポイント化した「点数」が高い人から優先的に入れるようになっているため、1つの園に絞ってしまうと、保育園に入れない可能性がありますので、複数園の希望を出すことをおすすめします。地域によっては保育園を選ぶというよりも、どこでもいいから決まってほしいという状態になることもあります。

幼稚園は園に直接申し込みをします。そのため、親子に合った幼稚園を選ぶことができます。最近は未就園児が通う「プレ」を実施している所が増えてきました。プレに通っていないと入園することができない、プレに通っていると優先的に入れる、など条件がある所もありますので、気になる園は早めに(2歳児になる前から)ホームページなどで確認しておいた方がよいでしょう。

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