子どもと引越しするときの心得
引越しには、ネガティブなイメージがわいてしまう方もあるかもしれません。特に子どもは、まだ感情表現も難しく、伝えることもままならないので、子どもと一緒の引越しは「わが子は環境の変化に対応できるかな?」と心配のタネがつきません。小学生、幼稚園生、乳児の3人の子どもを連れて、引越しした経験をお持ちのご家庭からのアドバイスをご紹介します。
引越しは悲しいことばかりではない
転勤族は、春と秋になるといつ転勤辞令が出るかとソワソワしてしまいます。いざ引越しとなったら、「お引越しすることは悲しいことばかりではないんだよ。」という姿を見せようと決めます。
親が、不安な感情や寂しい気持ちでいっぱいになっていると、それはそのまま子どもたちにも伝染していきます。もちろん寂しいというのは、今の環境が好きということなので、その気持ち自体は悪いことではありません。子どもの感情はたくさん聞いてあげます。
「でもこれからの出会いも、環境も楽しみだね。」というように、これまでもこれからも、変わらず楽しい毎日だということを伝えてあげることが、親子で明るく引越しに向き合えるコツかもしれません。
親がしてあげられるこ
引越し後でも、今の時代はテレビ電話など連絡を取る手段はたくさんあります。引越しがきっかけとなり、ちょっとしたビーズなどのプレゼントと手紙を入れて、お友だちと文通を楽しんでいます。子どもの文通は、引越しがあったからこそできた関係です。いつまでもこの関係が続けばいいなと、温かく見守っていきたいと思っています。
小学校低学年くらいまでの子どもは、お友だちの連絡先を聞くのは難しいでしょうから、連絡先を聞くことは、親として協力できるところだと思います。「〇〇ちゃんのママの連絡先を聞いたから、いつでも連絡できるよ。」と伝えるだけでも、子どもの安心につながると思います。
いざ引越しとなると、モノの処分や手続きに追われバタバタとしますので、子どもの気持ちに寄り添うことが難しくなりがちです。引越しをする理由は様々だと思いますが、家族のみんなにとって人生の転機になることは間違いありません。そんな時は大人も少しでも休養をとって体と心に余裕がもてると、子どもの気持ちを気にかけることができるようになります。
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