離乳食期の食べ物アレルギーに注意

離乳食がはじまり、おかゆや野菜ペーストが食べられるようになると、食べられる食材を増やしていく段階になります。しかし、新しいものを初めて食べさせるときは、アレルギー反応が出たらどうしようと不安になります。そこで、アレルギーが出やすい食べ物を与えるときの注意点をご紹介します。

離乳食期のアレルギー反応が出やすいもの

  • 乳製品
  • 小麦粉

3大アレルゲンと言われるのがこの3つです。どの食材も、まずはよく加熱をして火を通すことが大切です。それによって、アレルギー反応をおこす原因となる「アレルゲン性」が減少するためです。

卵にアレルギーがある子どものケースでは、2歳までは完全に卵を除去して過ごし、徐々に成長過程で食べられるようになっていきましたが、それでも半熟加減では口内がかゆくなることがあり、しっかり加熱調理をしたものを食べる必要がありました。また、見た目にはわからなくてもパンや菓子、調味料などにも含まれていることがありますので、アレルギー反応がある子どもの場合には注意が必要です。

どんな反応が出る?

乳児ですと、肌に反応のでる蕁麻疹(じんましん)でわかることが多いと思います。蚊に刺されたような、赤い大小サイズの違う、ポツポツができます。口内がかゆくなったり、のどがイガイガすることもあるようですが、言葉で伝えられないため、判断が難しいです。

はじめて食べるときは昼がおすすめ

はじめてアレルギー反応を起こす可能性が高いと言われている食材を食べさせるときには、アレルギー反応が出たときのために、病院に行ける時間を選ぶことが大切です。お昼ごはんであれば、少し早めに11時から食べ始めるといいと思います。

アレルギー反応が出た場合は、焦らずかかりつけの小児科に電話をして、指示を待ってください。年齢があがり、甲殻類やそばを食べさせるときも要注意です。同じく注意をして、食べさせていきましょう。

赤ちゃんの場合は、自分の状態を言葉で表現するのが難しいので、いつもと様子が違う、異常に機嫌が悪いなどがあった場合には、アレルギーの可能性も念頭において注意して肌や口内をよく観察してみましょう。また、初めて食べさせる食材は、必ず少量ずつ子どもの様子をみながら食べさせることが大切です。

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