手づかみ卒業のタイミング

離乳食がスタートし、はじめは食べさせてもらうだけだった赤ちゃんも、成長とともに食べ方が変化していきます。手づかみ食べから、スプーンやお箸へ・・どのようなタイミングで移行するのでしょうか?

手づかみ食べとは

離乳食後期の赤ちゃんが、自分で食べ物をつかみ口に運ぶことが「手づかみ食べ」です。手で食材に触れることで、手触りや温度などを感じることができ、五感がより刺激されます。スプーンやフォークで食べるための大切な練習ですが、赤ちゃんは食材への興味から、つぶしたり投げたり、机にこすりつけたり・・と、掃除が大変な時期です。そのため、手づかみ食べは余裕のある時だけにしたり、床に新聞紙やビニールを敷いておくなど、工夫することをおすすめします。

スプーン・フォークへの切り替え

赤ちゃんが食事中にスプーンに手を伸ばしてきたら、スプーンやフォークに切り替えてみましょう。赤ちゃんの手にフィットする形状のスプーンを、握らせる練習から始めます。一生懸命な姿は可愛いですし、初めてすくえた時はとても感動します。食材がすくいやすいように、机にピタッと吸着するタイプの食器を使ったり、大人が器をしっかりと支えてあげてください。

お箸に切り替えるタイミング

兄弟が使うのを見て2歳頃から矯正箸を使いたがる子、3歳で保育園や幼稚園で習得してくる子、5歳になってから使い始める子など、箸を使い始める年齢は様々です。年齢はあまり気にせず、本人の意思やタイミングに合わせてみるとよさそうです。お箸へ切り替える目安は、スプーンやフォークを下から持って使いこなし、食事ができていることと言われています。上手に使えるようになるまでは時間がかかりますので、焦らずゆっくりと、子どものペースで練習しましょう。

  • お箸を使うための練習法
  • ハサミや折り紙遊び
  • 卵を割ったり、洗濯物をたたんだりする家事
  • 前開きパジャマでボタンの練習

日常生活の中で、指先を使う動作も意識してみて下さい。

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