お宮参りって何をするの？

お宮参りは赤ちゃんが無事生まれたことへの感謝を神様に伝えるとともに、健やかな成長を願って行われる日本の伝統行事です。はじめてお参りするので「初宮参り」ともいわれます。地方によってさまざまですが、男の子が生後30日目、女の子は生後33日目が一般的と言われていますが、いつまでにお宮参りにいかなければならないというルールや決まりはありませんので、生後1ヶ月の健診を受けて、外出が大丈夫になったら計画を立てましょう。

お宮参りはどこで？

お宮参りは、氏神様（その土地を守っている産土神）にお参りし、その土地の子になったことを報告し、認めてもらうことに始まったもので、氏子の仲間入りをするといった意味から、出生地の氏神か、これから住むことになる土地で行うのが正式となります。しかし、健やかな健康を願って行う行事ですので、最寄りの神社で行ってもかまいません。

お宮参りの方法は？

お宮参りの方法は二種類あります。通常の参拝と同じようにお賽銭を入れてお祈りする方法と初穂料（はつほりょう）を準備した上でお祓いを受けて祝詞（のりと）をあげてもらう方法があります。参拝する神社で事前に確認しておきましょう。また、参拝方法に合わせて服装にも気を配ることも大切です。

赤ちゃんの祝い着

赤ちゃんをおおうようにかける祝い着は母方の実家から贈る習わしですが、レンタルですませたり、ベビードレスにケープをかけるといった洋装でお参りすることも多くなりました。

つき添う人とその服装

パパママだけでお参りしたり、両家の家族みんなでお参りしたり今ではさまざまです。遠方から初参りのために両家の祖父母を招待することが心苦しい場合には無理をすることはありません。家族の状況にあわせればいいでしょう。赤ちゃんに紋付など正式な祝い着をかけるなら、付き添う人の服装をそれに合わせてフォーマルにします。

家族ではじめての行事、でも無理をしないで

赤ちゃんが生まれて初めての大きな行事です。お宮参りの後に記念撮影をしたり、家族で祝い膳を囲んだりします。最近では赤ちゃんのお披露目をする意味合いも含まれるようになり、形式どおりに行いたいと考えてしまいがちですが、産後の母体の回復や天候によっては、日をずらしても構いません。家族の予定が合う場合には週末よりも神社が空いている平日にお参りに行くのもおすすめです。