子どもに伝わる上手な叱り方

子どもが「いたずらや危ないことをして、叱ってもなかなか言うことを聞かない」「何度言っても繰り返す・・・」そんな子どもについつい感情的になってしまったり、きちんと伝わっていないのかな?と不安になることもあると思います。「どうしたら子どもに伝わるの?」そんな子育ての悩みから、ここでは「子どもの叱り方」について考えてみます。

「叱る」と「怒る」の違いとは?

この2つの言葉は、似たように見えても全く別の意味を表します。「叱る」は、相手のためを思ってアドバイスや注意をして相手の成長を促すことで、「怒る」は、感情的に自分のイライラや怒りをぶつけることを意味します。でも、子どもがその違いを分かっている訳でもなく、親が子どものためを思って叱っても上手く伝わらないことが多いもの。では、どうしたら伝わるのでしょうか?

子どもに伝わる叱り方のコツ

言葉は短く、ゆっくり話す

言葉をたくさん並べても小さな子どもには上手く伝わりません。言葉は短くシンプルに、ゆっくり話すことを意識して伝えましょう。聞き取りやすくすることで子どもが理解しやすくなります。

表情や声のトーンに変化をつける

しっかり目を見て、真剣な顔をしながら声は低めにします。大きな声で怒鳴るのは「叱る」ではなく「怒る」と同じことで子どもには上手く伝わりません。表情や声をワントーン下げることで自分自身も冷静になれます。たとえ言葉が十分でなかったとしても表情や声のトーンから伝えたいことを感じ取ります。

子どもの成長に合わせて伝え方を変えることも大切

子どもは、1歳前後で自我が芽生えて確立するのは3歳ごろだといわれています。その間、子どもいろんなことを経験し学びながら成長していきます。ある程度、言葉を理解できるようになったら、もう少し具体的に伝えるようにしましょう。物を片付けて欲しいとき「片付けて」よりも「くまさんのぬいぐるみをおもちゃ箱に片付けて」と伝えた方が理解しやすいです。

すぐに効果がでなくても子どもは大きくなるにつれて理解力がつき、自分で納得・改善するようになっていきますので、根気よく接することが大切です。

SHARE

related article

message