

コップ飲みの練習ってどうやってやるの?
ストローとコップの飲み方の違い
子どもが母乳や哺乳瓶で飲む時は、唇より前に舌を出して乳首を巻き込み押し付けながら飲みます。これを「乳児嚥下」といいます。それに対し、コップ飲みは「成人嚥下」で、舌を上あごにつけ、唇を閉じた状態で飲み込みます。コップ飲みよりもストローでの飲み方を先に習得してしまうと、乳児嚥下が残りやすく、口の発達、歯並びに影響が出る可能性があると現在はいわれています。
コップ飲みを始める為のコツ
・子どもがつかみやすいサイズのコップを準備する
子どもの手に合う小さなサイズのもの、両取手がついているものなど子ども自身が持ちやすいコップを準備しましょう。
・こぼしてもいい環境を
最初はうまく飲めなくてこぼしたりすることはもちろんですが、興味でコップの中の水をひっくり返したり、手を入れて遊んだりするかもしれません。こぼれても大丈夫なようにタオルを準備したり、床にピニールを敷いたりして後片付けがしやすいように工夫してみてください。「着替えれば大丈夫」という心の余裕も必要です。お風呂場でお試しにやってみるのも良いでしょう。
・手、指、腕、目の動きの発達も同時に育てよう
コップで水を飲むためには、目でコップや水をとらえる、手でコップをつかむ、コップを傾けるという動作が必要です。遊びの中でカップの中に入ったお水を流すなど、色々な知育遊びを行い発達させていくのがおすすめです。
コップ飲み練習のやり方
・まずは保護者の方がサポートを
最初は保護者の方がコップを持ち子どもの口元にもってゆき、支えてあげましょう。流し込むのではなく、子供自身がすすりこむのを見届けてください。お水は多めに入れておくとあまり傾けなくても口もとに入りすすれるのでおすすめです。すするのに慣れるまでは平たい形状のスプーンを使って試してみるのも良いですよ。
・コップが自分で傾けられたら少量のお水で挑戦
少し傾けて一口飲んで、戻して、また少し傾けて…という動作を繰り返してみてください。こぼしてしまう、遊んでしまうこともあるのでコップに入れる水は少量にしましょう。
自分で飲めるようになるのは大体11カ月ごろが目安です。気長に取り組んでみてください。うまく進まない場合は何ができていないのかを観察してみましょう。コップ飲みにはいくつかの動作があります。コップを持つ、口元に運ぶ、コップを少し傾ける、口の中に飲み物をすすりこむ、飲み物を飲みこむ、コップをテーブルに置く。できていないところを見つけて、普段の遊びなどからその動きができるようになるサポートをしてみてください。
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