保育士が教える0~2歳の絵本を選ぶコツ
絵本選びのコツ3選
赤ちゃんの絵本を選ぶ際のコツは、大きく3つに分けられます。
①興味がある絵本
子どもによっても好きなものは様々。動物が好きな子、乗り物が好きな子、言葉遊びが好きな子。 普段乗り物のおもちゃでよく遊ぶなと感じたら乗り物が出てくる絵本は喜ぶでしょうし、テレビで食べ物が出てくると興味を示すのであれば、果物や野菜が載った絵本を選ぶのもいいでしょう。子どもが好きそう!と思う絵本をぜひ手に取ってみてください。
②季節を感じられる絵本
春夏秋冬と季節を感じられるのは日本ならでは。春であればお花の絵本、夏であれば海や花火、秋であればどんぐり、冬は雪…とそれぞれの季節に合った絵本があるといいですね。
保育園でも、季節ならではの絵本を読み聞かせをしています。花や木の実などを見つけた時に「これ知ってる!絵本で見た!」と、絵・言葉・実物が繋がる瞬間を大切にしています。
次の季節になる前に用意して、少し早めに読み聞かせをするのもいいですし、道端でどんぐりを見つけたからどんぐりの絵本を取り入れてみるというのも良いでしょう。
③成長を促す絵本
赤ちゃんの1年はあっという間。様々なことを覚えできるようになります。その中でも、トイレトレーニングや食事、挨拶、友だちとの関わりなどは、絵本から取り入れると視覚から理解することができるので取り組みやすいでしょう。成長を促す絵本は1歳半をすぎてから選んでみるといいですね。
ファンタジーの絵本は必要?
乳児の場合、ファンタジーよりもまず身近なものを知ることができるツールとして絵本を取り入れた方が良いでしょう。様々なファンタジーの世界に入り込み、自分が主人公になって楽しむことができる楽しい絵本は、もう少し後にとっておきましょう。
子どもの顔が思い浮かぶ絵本がいちばん
絵本を選ぶ上で様々な観点をお話ししましたが、一番は絵本を手に取った時に子どもの顔が思い浮かぶかどうか。絵本を手に取った時「この絵本素敵」「イラストがかわいいわ!」という感想よりも「これ〇〇ちゃん好きそう!」という思いが自然に浮かんだ絵本は、きっと子どももお気に入りになってくれるはず。
もし選んだ絵本に興味を持たなくても、数か月後、数年後に急にその絵本を楽しむこともあります。長い目で見守ってあげてくださいね。
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