保育士ママが教える トイレトレーニングの進め方

良い環境作り

親子で無理なく進めていけるように、まずは自然な形でトイレに行く習慣ができる環境作りをおすすめしています。トイレトレーニングをするのに良い環境とは、子どもの自我が生まれはじめ、色々なところへ歩けるようになった時期に、「自分でトイレに行ける」という環境です。

大人でもそうですが、見たいテレビ番組を見ている途中や楽しく友人と話しているときに、トイレがリビングから遠かったり、階段があったりすると、ついついトイレを我慢しがちではないでしょうか?子どもも全く同じです!トイレを習慣付けたいときは、トイレに気軽に行けるという環境作りが重要です。そこで、トイレに準備しておくと良いものをご紹介します。

・木製の足置き

プラスチックのものより、木製のものはどっしり安定感があるので転倒の心配が少なく、子どもが安心して登る事ができます。もちろん見守りは必須ですが、この“自分でできる”“自分で登れる“という達成感が大切です。また、木製のものはおしゃれでインテリアにも馴染みやすいですよ。

・補助便座

最近は、キャラクターがついている補助便座や、楽しい音楽等が流れるボタンが付いた補助便座が増えています。高機能は必要ありませんが、そういったものを使用すると、トイレ=楽しい!と思わせてくれるきっかけ作りになるのでおすすめです。

・流せるウエットティッシュ

トイレで排泄した時に、トイレットペーパーだとまだ刺激が強すぎるかな?と感じた時は流せるウエッティッシュで拭くようにしていました。また、便座や床が汚れてしまった時に、さっと拭いて掃除ができるので便利に活用することができます。

トイレトレーニングの進め方

進め方はその子どもの性格にもよると思いますが、おすすめしているトイレへの第一歩は“寝起き“のタイミングです。朝起きてすぐのタイミングや、お昼寝後にトイレに座らせると、保育園の子どもたちもトイレの成功の確率が高いですよ。

全体的な進め方の順序としては、
①寝起きのタイミングでトイレに座らせてみる
②成功したらたくさん褒めてあげる
③その後は子どもが行きたいタイミングでトイレに行く
④お風呂の前、寝る前とタイミングを決めてトイレに座る習慣作りをする
⑤子どもに合ったトイレのタイミングが把握できるようになったら、オムツに出る前にトイレに座らせてあげる
⑥成功体験を増やし自信を持たせてあげる

歩行が安定して、しっかり座れるようになってから焦らずゆっくりトイレの練習をすることをおすすめします。

トイトレーニングの心得

成功体験は子どもの自信に大きく繋がるため、子どもがトイレに行きたい!という合図を見逃さず成功したら褒めることが最も大切です。また、子どもがトイレに行こうとした時に、「今は忙しいから」などと大人がタイミングを奪ってしまうと、せっかくできるようになってきてもやる気を低迷させてしまいます。

トイレトレーニングは子どもの脳の成長や膀胱の発達なども関係してくるので個人差があります。子どもの成長に合わせた援助をしてあげましょう。親も子も無理のないトイレトレーニングを進めていけるといいですね。

SHARE

related article

message