先輩ママに聞く!子どもの耳ケア

耳垢には2種類ある

耳掃除をして出てくる垢は耳垢(じこう)と呼ばれます。耳垢は空気中のホコリや耳の中の皮膚の角質がたまったものや自分の体から出る分泌物が混ざったものです。耳垢のタイプは人によって大きく2種類に分けられます。

・ねばねば(湿性)タイプ
名前の通り、湿った耳垢でヨーロッパ圏をルーツに持つ人が多いと言われています。

・カサカサ(乾性)タイプ
日本人に多いのがこの乾燥した耳垢タイプです。

耳垢のタイプは遺伝によって決まるので、普段とは違う耳垢が出たら、耳の中に異常がある可能性があるので耳鼻科を受診しましょう。

耳掃除で気を付けたいこと

湿性タイプの耳垢には綿棒を使う人が多いようですが、綿棒を耳の奥へ入れすぎると逆に耳垢が押し込まれて聞こえづらくなったり、炎症を起こしたりする可能性があります。耳の入口付近をくるっと拭き取るくらいにしましょう。

カサカサタイプの耳垢は大人であれば自然に外へ排出されますが、子どもの耳の中は小さく狭いので、耳垢がうまく外へ排出されません。そのため、耳掃除をしないと耳垢がたまりすぎて固くなり、耳の中を塞いでしまう耳垢栓塞という症状が出てしまう可能性があります。

耳垢栓塞になると耳の中のかゆみや難聴、違和感、外耳炎などの原因になるので注意が必要です。しかし、耳かきを使った耳掃除をやりすぎると耳の中に傷ができてしまったり、奥に入れすぎて鼓膜を傷つけてしまったり、耳トラブルに繋がることがあります。

子どもの耳掃除は耳鼻科で

では子どもの耳ケアはどのようにすればいいのでしょうか。耳鼻科で掃除してもらうのをおすすめします。耳掃除のために耳鼻科に行くのをためらうママ・パパもいるかもしれませんが、耳掃除は立派な医療行為ですので安心して受診して下さい。

我が家では2歳になってから初めて耳鼻科に行きました。診てもらうと耳垢が溜まり、固くなっていたようでした。それまでは、耳垢は自然に排出されるから耳掃除は必要ないと思い込んでいたのと、もし自分が耳掃除をして中を傷つけてしまったら…と怖くてしたことがありませんでした。今は定期的に耳鼻科で耳掃除をしてもらっています。耳トラブルにならないよう、正しい方法で耳ケアをしていきましょうね。

SHARE

related article

message