つわり時の歯磨き対処法

歯みがき中の〝何が〟気持ち悪いかを特定する

「歯磨き＝気持ち悪い」と一括りにしていませんか？自分自身を観察し、歯磨き中に気持ち悪くなるトリガーポイントを見つけてみましょう。少しの工夫で歯みがきが楽になるかもしれません。

・舌に歯ブラシが当たること

舌側を磨く時に吐き気を感じるのであれば、下の歯の内側を一番後に磨くようにしてみてください。気持ち悪い時間が短縮されます。また、歯ブラシはヘッドが小さいものや薄型のものを選びましょう。

・歯磨き粉の泡が口に充満すること

発泡剤不使用の歯磨剤や液体歯みがきを使ってみて下さい。香りや味も薄めのものがオススメです。

・何をしても気持ち悪い

お口の中全部を磨こうとせずに「朝は右側。夜は左側」「今回はフロスだけ通す」「デンタルリンスだけやる」など毎回重点ポイントを変えてケアしていく方法です。食後にキシリトールのガムを噛むことも虫歯予防には効果的なので取り入れてみるのもいいかもしれません。

妊娠中はむし歯や歯周病になりやすい

子どもを産む度に歯がボロボロになったという経験を話すママも少なくありません。これは決して、子供にカルシウムを取られて歯がボロボロになったわけではなく、つわりで間食が多くなったり、気持ち悪さから歯磨きが十分に出来なかったりと、今までとは違う生活習慣になり口腔内がむし歯になりやすい環境や、女性ホルモンが増えることで妊娠性歯肉炎を起こしたりすること等が原因と考えられます。また妊娠性歯肉炎が進行していくことで歯周病にも罹りやすいです。

妊娠中の歯周病は早産や低体重児出産のリスクが高くなると言われています。無理せず、ご自身の体調が良いタイミングで少しずつケアをしてみてくださいね。