妊娠中に避けるべき食材、摂ると良い食材
避ける食材
妊娠中に避けるものは、ずばりアルコールです。アルコールは胎盤を通過して、お腹の中にいる赤ちゃんの成長発達に影響を与えてしまう可能性があり、胎児性アルコール症候群という病気を引き起こしてしまう可能性があります。ノンアルコールの飲み物等を取り入れ、妊娠中はアルコールを摂取しないようにしましょう。
注意が必要な食材
・カフェイン
カフェインは摂りすぎると赤ちゃんの発育が阻害されてしまう可能性があります。コーヒーであれば1日1~2杯であれば問題ありませんが、摂り過ぎに気を付けましょう。また、栄養ドリンクなどにも多く含まれていますので飲む前に成分表示などを確かめるようにします。
・水銀を含む魚
水銀を多く含んでいる可能性がある魚も、赤ちゃんの発育に影響を及ぼす恐れがあります。週に1回、1~2切れ程にしておきましょう。心配な場合は厚生労働省のHPに専用ページがありますので参考にしてください。
・生の肉や魚
妊娠中は免疫機能が低下しています。リステリア菌やトキソプラズマという感染症に感染しやすくなっており、胎盤を通じ赤ちゃんへ影響を及ぼす恐れがあります。肉や魚を食べる際は、しっかり加熱をするようにしましょう。生ハム、ローストビーフ、スモークサーモンや、輸入品のナチュラルチーズは殺菌されていないものがあるので、妊娠中は避けた方が無難です。
・ビタミンA
妊娠初期に摂り過ぎると赤ちゃんの形態異常を引き起こす可能性があります。レバーであれば週に串焼き1本程度、ウナギはかばやきを週に1回程度にしておきましょう。
・塩分
過剰な塩分はむくみや妊娠高血圧症候群の原因にもなります。成人女性の塩分摂取の目標は1日7.0g未満とされています。ついつい摂りすぎてしまいますが妊娠中は特に気を付けましょう。
妊娠中にオススメの食材
・葉酸を含む食材
葉酸は細胞や血液を作る働きに影響します。妊娠中は赤ちゃんにもたくさんの血液が必要になるため、意識的に葉酸を摂取するとよいでしょう。ほうれん草やモロヘイヤ等の青菜類、ブロッコリー、枝豆、かぼちゃ、いちご、バナナ等に多く含まれています。その他に、納豆や焼きのりにも含まれていて手軽にたべられるのでおすすめです。
・鉄分を含む食材
レバーや赤身の魚、大豆やひじき等に多く含まれています。ただし、レバーにはビタミンAも多く含んでいるので摂りすぎには注意が必要です。ビタミンCを多く含む緑黄色野菜と一緒に食べると、鉄の吸収を良くしてくれます。
・カルシウムを含む食材
カルシウムは赤ちゃんの骨や歯を作る等大切な役割があります。じゃこやイワシ等の小魚や乳製品はカルシウムを多く含んでいるのでおすすめです。
妊娠中もバランスの良い食事を意識しよう!
妊娠中に絶対に避けなければならない食材は決して多くはありませんが、知識として取り入れておくことで不安な思いは軽減されるかと思います。基本的には「バランスよく、旬の物を取り入れながらおいしく食べる」ことを意識してみましょう。素敵なマタニティーライフを楽しんで下さい。
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