フォローアップミルクって必要?取り入れ方は?

フォローアップミルクとは

フォローアップミルクとは育児用ミルクや母乳とは違い、足りない栄養素を補う物で、離乳食期や、1歳頃に不足しがちな、ビタミンD、鉄分、DHA、カルシウム等が含まれています。

6ヵ月以降の赤ちゃんはお腹の中でママからもらった栄養素が体の中からなくなって来て、母乳に含まれる栄養(特に鉄分)が不足してくるため、離乳食から摂っていく必要があります。しっかり離乳食が食べられている子にはフォローアップミルクは特に必要ありません。

・フォローアップミルクをあげる場合(例)

・離乳食をなかなか食べてくれない、食べる量が少ない
・離乳食の食べムラがある
・育児用ミルクを全く飲んでくれない
・鉄分等が多く含まれる食材が苦手
・理由があって離乳食のスタートが遅れてしまった場合
このような場合にはフォローアップミルクを検討しましょう。

フォローアップミルクはいつから?

主に3回食になった、9ヵ月以降であれば飲ませることができるといわれています。飲ませるタイミングは、離乳食を食べた後や、おやつの時間が良いでしょう。

いつまで飲ませるかは子どもの状態やフォローアップミルクを販売しているメーカー(案内表示を事前に確認する)により多少違いがありますが、3歳頃までとされていることが多いです。食事から不足しがちな栄養が摂れるようになれば途中でやめてもかまいません。

メリット

メリットとしては、離乳食で足りない栄養素を補ってくれる点です。特に鉄分は牛乳の約20倍含まれており、その他ビタミン等の栄養素も、フォローアップミルク1つで補う事ができます。鉄分が多い食材や、離乳食を食べてくれない子どもにも取り入れやすいです。また、離乳食の中に混ぜて調理できるのもメリットです。牛乳の代わりとしても使用できますし、お味噌汁の中に溶かしても大丈夫です。ダマにならない様に水やお湯で溶かしてから入れましょう。また、グツグツ煮込んでしまうと、ビタミン類は壊れてしまう可能性もあるので、最後に加えるのがおすすめですよ。

デメリット・注意点

・虫歯のリスク

オリゴ糖などの糖分も含まれているので、虫歯のリスクが増えます。対策として、フォローアップミルクを飲んだ後は、歯磨きなど口内ケアをしましょう。

・離乳食の進みが悪くなる

フォローアップミルクは糖分が含まれており、甘味が強いです。甘いフォローアップミルクを欲しがり、お腹がふくれて離乳食が進まなくなったり、なかなかフォローアップミルクがやめられなくなる場合もあります。あくまで補助的な物なので、必要な時だけ飲ませて、離乳食の妨げにならないようにしましょう。

・牛乳を飲まなくなる

甘味が強いため、牛乳よりもフォローアップミルクを好んでしまう場合があります。そういった場合には、牛乳に混ぜて飲ませ、少しずつフォローアップミルクを減らしていくとスムーズに移行できる場合があります。

フォローアップミルクは育児用ミルクや母乳とは含まれる栄養素の種類や量が異なるため、育児用ミルクの代用として飲ませたり、逆にフォローアップミルクの代わりに育児用ミルクを使用することは避けましょう。基本的には離乳食から栄養を摂るようにして、補助的な役割として上手く使うことをおすすめします。

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