親子で楽しもう!ごっこあそび

ごっこ遊びとは

子どもが空想の登場人物になりきる遊びのことです。例えば、車掌さんになりきって電車ごっこや、アニメなどの主人公になりきってヒーローごっこなど、子どもが好きな役になりきって演じる遊びです。2歳ごろから盛んになるといわれており、子どもの興味や成長段階によってなりきる種類が変わっていきます。

1歳頃

ママ・パパの言動を真似したり何かのふりをしたりする「見立て遊び」「つもり遊び」が始まります。大人の真似をして喋ってみたり振る舞ったりすることで、表現力やコミュニケーション能力を育むことができます。

2〜3歳頃

友達と役割を分担して「再現遊び」や「世話遊び」をやり始める年齢といわれており、大人の真似をして料理を作ってみたり、人形やぬいぐるみの世話をするようになります。パパやママがぬいぐるみ役になって「お腹が空いた」「怪我をして痛いよ〜」など気持ちを代弁すると、相手の気持ちを考えるきっかけになりますよ。ごっこ遊びを通して人に優しくしたり寄り添ったり、思いやりの心を身に付けていくことでしょう。

4〜5歳頃

友達同士でお花屋さんやおまわりさんになりきって遊んだり、アニメのキャラクターになって遊んだり…アイデアを出し、ルールを決めてごっこ遊びを楽しめるようになります。役割分担をしながらごっこ遊びをすることは社会性を学び、思考力を育てるのに役立ちます。

親の役割

ごっこ遊びの効果を引き出すためにパパ・ママができることは沢山あります。その中でも特に大切だと思う3つをご紹介します。

1.子どもの世界観を壊さない

まだまだ言葉が上手に出なくて支離滅裂なことを言ってしまう時期です。正しいことを教えるのも大切ですが、子どもの気持ちに寄り添って一緒に楽しく遊んで下さい。

2.いろいろな体験をさせてあげる

電車やバスなどの乗り物に乗る、動物と触れ合う、一緒に買い物に行くなど様々な体験をさせてあげることで、ごっこ遊びのネタが豊富になります。

3.ごっこ遊びを楽しむ

子どもはパパとママの笑っている顔が大好きです。自分と楽しそうに遊んでくれている姿を子どもはしっかり見ていますし、ちゃんと覚えています。パパとママと楽しく遊んだ思い出は子どもたちの自己肯定感を高め、よりよい成長を促してくれます。

ごっこ遊びは成長の証

子どもに突然「お医者さん早く来てください!」と呼ばれて、ごっこ遊びへ参加を余儀なくされることもありますよね。こちらの都合はおかまいましに始まるごっこ遊びに、家事をしながら片手間で相手をしてしまうことや、何回も同じことを言われてちょっとうんざりしてしまう時もあるかもしれません。しかし、心身ともにどんどん成長してく子どもたち。

一緒にごっご遊びができる時間は限られています。そう思うと、ごっこ遊びを通して子どもたちの世界に触れて、沢山の弾けるような笑顔と笑い声、そして心の成長を一番近くで見守ることができるのは、親にとっても貴重な時間ではないでしょうか。

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