

ママ保育士だからわかる0歳から保育園へ預けるメリット
お友達との関わりで様々な経験ができる
0歳児だとお友達との関わりはあまりないのでは…?と思うかもしれません。確かにお友達と一緒に何かをして遊ぶということは難しいですが、ふとした瞬間に顔を見合わせて笑ったり、おもちゃをどうぞ、と渡したりする姿はとても微笑ましいものです。
同じ0歳児でも月齢により発達の差は大きいので、テクテク歩く1歳前後のお友達が、ねんね期の子どもたちにおもちゃを持ってきたり撫でてくれたりすることも。そんな関わりの中で少しずつ他者への興味・共感・思いやりの気持ちなど、心の発達にも繋がっています。
時々、ケンカとまでいかなくてもお友達とのトラブルがあります。例えば、お友達との関わりの中で、家だと独り占めできるおもちゃが保育園ではお友達に取られてしまうこともあります。こんな時、月齢が低い子は怒ったり悲しんだりすることが少ないのですが、成長するにつれて「これで遊びたい!」というこだわりが出てくるので、取られそうになるとおもちゃをギュッと掴んで離さないなど、意思表示をするようになってきます。そういったやり取りは、自分の気持ちを自覚して表現するという心の成長になっているのです。
発達に合った遊びを経験できる
保育園にはいろいろな遊びやおもちゃがあり、子ども自身が多くの刺激を得ることができます。0歳前半の子どもであっても、安心してゆったり過ごしながら、様々なものを見たり触れたりすることができる環境が整っています。
室内では指先あそびができる手作りおもちゃ、音の鳴るおもちゃなど子どもの興味をひくものがたくさん。園で気に入って遊んでいるおもちゃがあれば、おもちゃ選びに迷った際の参考になったりもしますよ。家にあるものと同じようなおもちゃでも、物的・人的環境が異なることによって遊び方が変わり、子どもの感じ方の幅が広がります。
保育士は、何気ない遊びの中でも、子どもの様子をよく観察し、声掛けやかかわり方を工夫しています。子供たちに寄り添ってくれるのは親としてとても安心できますよね。発達段階や興味にあった遊びをじっくり楽しむことが心身の発達に繋がっていきます。
安心できる場所が増える
ママとしての自分の経験では、自分の子どもを預けた保育園で、保育士に抱っこされて嬉しそうな子どもの姿を見て、家族の他にもう1つホームができた、心強い味方ができた感覚が持てました。また、「人見知りするようになってきましたね。よく分かっていて賢いですねー!」と保育士さんがポジティブに表現してくれたことや、「ずり這いの時に、足の指先までしっかり使っていますよ。これは本当にすごいです!」と小さなところまで褒めてくれ、嬉しかったのを覚えています。
子育てが上手くいかないことがあると、つい一人で悩みがちですが、保育園に預けたことで、子育てそのものがより楽しくなりました。
保育士は子どもが保育園で安心して楽しく過ごせるようにと考え、愛情を持って接しています。パパママの立場からすると「こんなこと聞いていいのかな?」と遠慮してしまう気持ちも分かりますが、「どんな小さなことでも頼って欲しい!」と思っていますので、気軽に相談してみてください。
みんなに愛される
このように子どもの心身の発達に好影響があり、保護者にとっても大きなメリットがある保育園。保育士だけでなく、お兄さんお姉さんクラスのお友達もみんな、0歳児クラスの子どもを可愛がってくれています。
すれ違えばみんな手を振り、声を掛けている姿があります。たくさんの人に愛され、大切に関わってもらえる環境だと感じています。保育士として、心身の土台を作る大切な時間を任せていただき感謝しています。一時保育なども同様です。保育の場をみなさんに安心して活用していただけることを願っています。
にかほ市の子育て支援
- にかほ市の家庭教育支援「ほんわっか」 月に1度、子育てについてお茶を飲みながら気軽に話ができる「ほんわっカフェ」を開催しています。その他にも、子育てや家庭教育に関する相談に乗ったり、親子で参加する取り組みや講座の開催、地域の情報などを提供しているチームです。