赤ちゃんの「つかまり立ち」から「歩き始め」の時期に注意したいこと
「つかまり立ち」から「伝い歩き」の時期と注意点
時期の目安
個人差がありますが、多くの場合は8~11か月くらいで「つかまり立ち」をするようになります。最初は両手でしっかりつかまって立つところから、徐々にバランスを取るのが上達すると、立ったまま片手を離したり伸ばしたりできるようになっていきます。
「つかまり立ち」が安定してくると、赤ちゃんの興味が広がって目に留まったものを取ろうとするようになり、つかまりながら移動する「伝い歩き」が始まります。多くの場合はつかまり立ちが出来るようになって1~2か月程度で出来るようになります。
注意したい点
つかまり立ちを始める時期の赤ちゃんは、まだまだバランス感覚が不安定。急にバランスを崩して転ぶことや尻餅をつくこともあります。必ず大人が近くで見守って、必要な時には体を支えてあげてくださいね。経験を積むことで、徐々に姿勢も安定していきます。
もう一つ重要なのが、安全な環境の整備。赤ちゃんは大人のようにパッと見ただけで“つかまっても安全な場所”は分からず、どこにでもつかまって立とうとします。つかまると倒れそうな危険な物(不安定なものや軽いものなど)は、事前に片づけましょう。
またこの時期の赤ちゃんは、まだ手に取ったものを何でも口に入れてしまう時期。鋭利な物や飲み込んでしまう可能性のある小さいものなどは、手の届かない範囲に移動するなどして、環境を整えてあげることが大切です。
「ひとり立ち」「歩き始め」の時期と注意点
時期の目安
つかまり立ちや伝い歩きが上達してくると、つかまらずひとりで立った状態を保つ「ひとり立ち」や、そこから一歩踏み出す「歩き始め」が段階的にできるようになっていきます。
1歳前後~1歳半くらいで歩き始めることが多いですが、例えゆっくりであっても焦りすぎず、遊びの中で経験を増やしながらもその子らしさを見守ってあげてくださいね。できるようになる時期は異なり、バランス感覚や体の機能の成長に加えて、性格や意欲なども関わってきます。
注意したい点
歩き始めると外へ散歩に行く機会が増えると思います。室内よりも転んだ際にけがをしやすい環境であること、また、思いもよらない方向に子どもが歩いて行ってしまったり、急に方向転換したりするなど、予想がつかない動きをします。周りになにも無いような広場であっても、必ずすぐ近くで見守るようにします。また、歩き始めの時期はバランスを崩しやすいので、手をつないでいっしょに歩いてあげると良いでしょう。
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