出産前に赤ちゃんの衣類を水通ししよう

「水通し」ってなに?

簡単に言うと「ベビー服の洗濯」のことです。買ったばかりの衣類には“糊”が付いているものがほとんどです。赤ちゃんの肌はとても敏感なため、“糊”を落とさずにそのまま着せると肌トラブルを起こしてしまう可能性があるので、洗濯をして“糊”を落としてあげることが必要です。また、洗うことにより生地が柔らかくなるほか、吸湿性や吸汗性の向上も期待できます。

「水通し」するのはいつ?

生産期に入る妊娠37週までに終わらせておきましょう。生産期に入ると赤ちゃんはもういつ生まれてもおかしくない状態です。急な陣痛で焦らないように、計画的に済ませておきましょう。なお、あまり早くやりすぎても保管している間にほこり等が付着する可能性があるので、妊娠後期に入ってから晴れた日を選んで洗濯するのがおすすめです。

「水通し」をしよう

・事前準備

「水通し」をする前に、洗濯槽の掃除をしましょう。実は洗濯槽には目に見えないカビ予備軍がたくさんいると言われています。赤ちゃんのための「水通し」、せっかくなら清潔な状態で行ってあげてくださいね。

・必要なもの

洗濯したものを干すための「ベビーハンガー」と、洗濯時に使用する「ベビー用洗濯洗剤」が必要です。大人用のハンガーでは大きすぎて干し辛いので赤ちゃん専用のベビーサイズのものが好ましいです。洗剤は大人用のものだと刺激が強いため、[合成香料・着色料・蛍光増白剤]不使用の赤ちゃんに優しいものを選んであげてください。なお、前述したように“糊”を落とすことが目的なため、洗剤は使わず水洗いのみでも問題はありません。

・「水通し」するもの

赤ちゃんにかかわるものはすべて水通ししましょう。

肌着やウェアなどのベビー服はもちろん、スタイやおくるみ、ガーゼ、ベビー布団、布製のおもちゃ、バスタオルなどです。ただし、ぬいぐるみや布製のおもちゃは素材によるため、洗濯表示を確認してから行って下さいね。

・「水通し」の方法

水通ししたいものを洗濯ネットに入れて洗濯機で洗います。最も大切なことは「すすぎ」をしっかりすることです。洗剤残りがあるとやはり赤ちゃんの肌トラブルの原因になるため、最低でも2回は「すすぎ」を行うようにしましょう。ベビー服は綿素材が多く、乾燥機にかけると縮んでしまう可能性があるので、出来る限り天日干しがおすすめです。

一度の洗濯で終わらない場合は、2~3回に分けて水通しをします。天気予報を確認して計画的に行いましょう。

産まれてくる赤ちゃんを思って行うことから「世界一幸せな洗濯」と称される「水通し」。干した時のベビー服の小ささに驚き、感動しますよ。ベランダに並ぶ小さくてかわいいベビー服をぜひ写真に収めて出産準備を楽しんでくださいね。

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