「3歳児健診~就学前検診の時期」家庭での子ども見守り方

落ち着ける室内環境づくり

「落ち着きがない、指示が入りにくい、かんしゃくが多い」保育園や幼稚園から、このような子どもの様子を心配する連絡や、家で過ごしていく中で、目に余るほどの行動を子どもが取ることはありませんでしょうか?

4~5歳児は、集団生活の場に慣れてくる時期。大人がの手取り足取りのサポートがなくても「言葉だけの指示」や「周囲の集団行動の様子」から自身がどのような行動をすべきか、考え選択する力が身に付いてきます。

集団行動が少し苦手そう、本当に言葉を理解してるのかな?など、どこか不安を感じたときには、テレビや会話のボリュームを下げるなど、子どもの身近にあるものの音量を抑えるようにします。

また、室内にあるおもちゃなどをこまめに片付けて、部屋を落ち着いた状態に保ちます。室内環境を整えたら、子どもとゆっくり15分ほどで良いので向き合う時間を作りましょう。

子ども自身もリラックスでき、パパやママの言葉や動きを見て聞く力が研ぎ澄まされます。

会話がスムーズにできるようにサポート

・大人の言っていることを繰り返す
・次の言葉がなかなか出てこない
・保育園や幼稚園などで友達とのトラブルが多い

もし、このような様子があれば、言葉や社会性の面で本人が抱えている問題があるかもしれません。オウム返しのような会話の繰り返しや、どもりがある場合は言い直させたりせずに、子どもの間合いを大切にしてあげましょう。

ゆっくり会話をする時間を用意しても、会話がスムーズにできない場合や親しか分からない言葉が多い場合は、専門機関に相談してみても良いと思われます。

4~5歳になると、集団生活が一日の生活の基盤となり、社会性の面で気になることが現れやすいと言われています。気になることは先送りにせず、何か子どもの発育で疑問が湧くのであれば、発育・発達の専門のプロである保育園や幼稚園の先生や、保健センターの保健師さんなどに、気軽に相談してみましょう。

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