保育士さんに聞いた!赤ちゃん訪問って何するの?

家族を支える地域の輪

授乳やおむつ替えに沐浴。体重が思うように増えなかったり、なかなかうんちが出なかったり。初めてのことで、わからないこともいっぱいで不安になることもありますよね。そんな思いを抱えるのは当然のことです。

しかし一人で、家族だけで、抱え込む必要はありません。それぞれの地域には保健センターや子育て支援施設など、あなたの子育てを支える仕組みができています。その中の一つが「赤ちゃん訪問」です。

赤ちゃん訪問って何するの?

生後4ヶ月ごろまでに保健師や助産師、保育士などの子育てを専門とする地域在住のプロが自宅に伺い、保護者と赤ちゃんの【からだと心】の健康状態を見ています。

赤ちゃんの様子

・体重・授乳量・皮膚トラブル・排泄・睡眠など、日々の生活の中で気になる赤ちゃんのからだのことや、全体の発育の様子をチェックします。

保護者の様子

赤ちゃんとの日々の生活を振り返りながら
・産後のからだの変化
・心のバランス(産後うつやホルモンバランスの崩れ)
・睡眠、食事、休息がとれているかなどの、基本的な生活
などを聞きながら相談に応じています。

地域の子育てサポートの案内

住まいの地域の子育て相談窓口や、日々親子が集えるコミュニティなどを紹介しています。
・近くに小児科はあるのかな?
・保育園、幼稚園ってどうやって入れるの?
・赤ちゃんを遊ばせながらママ友、パパ友が欲しい!
そんな、子育てにまつわる多くの欠かせない情報を、いろいろ教えてもらえるのも赤ちゃん訪問ならではです。

サポートを求めることは恥ではない。

昔は、親や近所の年長者などの支えのある中、子育てをしていました。周りの暖かい目があり、「最近ご飯食べられてる?」「買い物行くあいだ、赤ちゃん預かっとくよ。」など、必要な支援が自然と受けることができたのです。

ですが、今の時代は違います。生活スタイルが多様化し、少子化も進むことで、身近なサポートを得ることが難しくなっていると感じます。そのぶん、「一人で頑張らなきゃ」と肩の力が抜けないパパやママも多くなっています。

何度も言いますが、子育ては一人ではできません。周りの力を最大限に借りるべきです。そのために保健師たちが地域で親子を見守り、サポートしています。子育てで困った時、ぜひ保健師という存在を思い出してもらえれば、心強い味方になるでしょう。

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