赤ちゃんの爪のケアの方法
赤ちゃんの爪を切るのに必要な道具
赤ちゃんの爪切りは、主にハサミタイプ、てこ型タイプ、ヤスリタイプの三種類です。
ハサミタイプ
ハサミタイプの爪切りは、先が丸くなっていて赤ちゃんの肌を傷つけにくくなっています。メリットは、赤ちゃんの爪を確認しながら少しずつ切れることと、薄くて柔らかい赤ちゃんの爪にも負担が少ないことです。
てこ型タイプ
てこ型タイプの爪切りは、大人が普段使っているものよりも小さく、赤ちゃんの爪に合わせた大きさや形の刃が使われています。刃の先端が真っ直ぐなので深爪もしにくいです。しかし、新生児の赤ちゃんの爪には向かない為、初めはハサミタイプを使うことをオススメします。爪がしっかりしてくる1歳以降が切りやすいと思います。
ヤスリタイプ
ヤスリタイプの爪切りは、爪を”切る”のではなく”削る”ので一度に切りすぎてしまう心配がなく、優しく削るので触って滑らかな仕上がりになります。手動と電動があり、アタッチメントを変えれば大人も使用できるものもあります。しかし、ハサミタイプやてこ型タイプと比べて手入れに時間がかかることと、爪やすりの種類によって、使いやすさが違うので、価格だけでなく、特徴も調べて購入を検討してすることが大切です。
赤ちゃんの爪の切り方やポイント
爪を切るタイミング
寝ている時や授乳をしている時など、赤ちゃんがリラックスしている時が切りやすいです。起きている赤ちゃんは、手足をバタバタさせて動くので、リラックスしているときが一番手足を動かすことも少なくなります。また、授乳中に行う場合は、ミルクをあげる人と爪を切る人で分担するのがおすすめです。
爪の切り方
切る時は、赤ちゃんの手が自然な角度になるように、大人が位置や体勢を工夫します。赤ちゃんの手の甲が見えるように一本ずつ支えながら切ると切りやすいです。
切る時は一気に切らず、少しずつ切ります。一回で切ってしまおうとすると、赤ちゃんが動いてしまった時に深爪になったり、指をケガさせたりしてしまう可能性があります。
手足共に、爪の隅を切りすぎないようにしましょう。伸びた爪が皮膚に食い込んだり、巻き爪になる可能性があります。指の腹側から見た時に、はみ出した部分だけを切り、爪の白い部分を1mm程残すくらいが目安です。
切る時の注意点
赤ちゃんの爪を切りすぎて深爪にならないように気をつけましょう。深爪は切りすぎた部分から雑菌が入り込み、化膿する原因になります。また、お風呂上がりや指しゃぶりをした後の爪は、ふやけて柔らかくなっていて、爪が裂けたり、割れたりする可能性があるため、避けた方が安全です。
もし深爪になってしまったり、皮膚を切ってしまったりした場合は、爪が伸びてくるまでしばらく爪切りはせず、ワセリンで保湿すると良いです。また、誤飲を防ぐため、ガーゼや絆創膏は使わないようにします。出血がひどい場合は、すぐにティッシュなどで止血をして、病院を受診してください。
はじめて赤ちゃんの爪を切るときは不安なもの。慣れるまでにはすこし時間は必要ですが、適度に爪の手入れをしてあげることで、ひっかき傷などを作らないように予防できますので、すこしずつケアしてあげてください。
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