保育園での慣らし保育って何?

慣らし保育をする理由

はじめてパパやママから離れて、保育園という知らない場所で知らない人との集団生活を経験することは、子どもにとって強いストレスとなる場合があります。そのため、泣きやまない子どもや食事がうまく取れない子どももいます。

そのため保育園では、初めて通園する子どもの不安を少しでも和らげ、安心して過ごせる場所であることを認知してもらうための準備として「慣らし保育」の期間を用意しています。

大人も新しい環境に一歩踏み出す時は勇気がいるように、子どもも「保育園へ通う」という新しいことへの挑戦には労力を使います。一見遊んで食べて寝ているだけに見える保育園生活ですが、そこにはしっかり子どもの社会があり、家庭で過ごす場所とは全く異なることを理解しておきます。

どんなことをするの?

慣らし保育の期間は、最初の数日は1~2時間の通園からはじまり、その後半日、1日と時間を長くしていきます。パパやママにとっても今までずっと一緒にいた子どもと離れることは多少なりともストレスなりますので、少しずつ預かる時間を延ばすことで、子どもと離れる心の準備をすることができます。

慣らし保育中は、預かる時間の違いだけで、普段の保育園の活動とはあまり大差はなく、在園の子がいるクラスであれば一緒に園庭や公園に出かけたり、室内でおもちゃなど使って遊んだりして過ごします。そうすることで、徐々に保育園に慣れていくことができます。

事前確認しておきたいこと

慣らし保育の期間は、預かり時間が短くなります。そのため、職場復帰は慣らし保育の期間が終了して、長時間預かってもらえるようになってからにするか、子どものお迎えを手助けしてもらえる人を確保してからにするなど、復帰日には注意しておきましょう。保育園によっては、職場復帰と慣らし保育の日程が重なる場合には、慣らし保育の期間でも1日預かってくれる場合もありますので、事前に園に相談してみましょう。

子どもが成長する第一歩となる保育園での生活。事前に準備して、子どもが楽しく過ごせるように見守りたいですね。

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