赤ちゃんが夕方に泣く「黄昏泣き」って?

「黄昏泣き」とは

生後3週間~2か月くらいの赤ちゃんが黄昏時(夕方)に泣くことが多いことから、「黄昏泣き」と呼ばれています。海外ではコリックと呼ばれ、赤ちゃんに共通する特徴といえます。原因は諸説あり、はっきりとは解明されていません。

黄昏泣きへの対処法はある?

この黄昏泣きがよくあることだとわかっても、赤ちゃんがずっと泣いている姿を見ることは辛いもの。そこで、先輩ママが試した泣き止みやすいポイントを6つご紹介します。

①ママのおなかの中に近い環境

ママのお腹にいた時の近づけてあげることで、赤ちゃんが安心する場合があります。例えば、おくるみを巻く(スワドリング)・ビニール袋のカシャカシャ音を聞かせる、など。

②場所を変える

部屋を移動したり、家の外に出たりするなど、場所を移動して環境を変化させます。

③抱っこやトントンにプラスα

ママに抱っこしてもらうことや、背中をトントンしてもらうことで泣き止む赤ちゃんは多いもの。もし、抱っこやトントンでも泣き止まないときには、抱っこした状態で、縦に小刻みに揺らしたり、スクワットするような形でゆっくりと上下運動をします。ただし、揺らしすぎないように注意します。

④ドライブをする

自動車の運転ができる場合には、赤ちゃんをチャイルドシートに乗せて、軽く近所をドライブします。車の振動が心地よく、比較的早く寝付くことがあります。窓から見える景色の変化や風が適度な刺激となります。

⑤歌を歌う・音楽を聞かせる

普段から良く聞いている音楽やパパやママの歌声を聞くことで、落ち着ける環境をつくってあげます。童謡など赤ちゃん向けの音楽などもおすすめです。

⑥おもちゃや道具を使う

赤ちゃんに鏡を見せたり、うちわで仰いであげることで、泣き止むことがあります。パパやママにとってはこれが好きなの?と思うような物でも赤ちゃんが気に入ることがあります。身近にあるものであやしてみましょう。

泣き止まなくても、焦らなくて大丈夫。

泣いている赤ちゃんがかわいそう、早く泣き止ませてあげなきゃ、と焦るママもいます。理由がなく泣いているときは、焦って早く泣き止まそうとしなくて大丈夫。不思議なことに、焦っているママの気持ちが赤ちゃんに伝わって、泣きが強くなるということもあります。

熱もなく、おなかも満たされている時間であり、おむつも汚れていないときには、赤ちゃんに一言「ちょっと待ってね」と伝えて、一息深呼吸をしてからスタートしましょう。もし、手が離せなかったり、辛かったら、ママも焦らず、ゆっくり赤ちゃんの様子をみてあげてくださいね。

黄昏泣きはいつ落ち着く?

理由もなく泣き続けるのは、生後2か月頃がピークとなり、生後半年くらいで落ち着いていきます。泣き声でご近所に迷惑をかけていないかと気になる場合は、「最近、泣くことが多くてすみません…」と事前に伝えておくと、すこし気持ちが楽になるかもしれません。

赤ちゃんの泣き止むポイントは、赤ちゃんそれぞれ。赤ちゃんが泣き止みやすい「心地いい」「好き」ポイントが見つかるまでは、いろいろと試してみてください。

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