遊び続けたい子どもに有効な声掛け~外出先編~

どうして帰りたがらないの?

子どもにとって遊ぶことは何よりも楽しいこと。遊んでいる今の状況より、別の場所に移動することや自宅に帰ることが魅力的に感じられないのは「帰る=楽しい時間が終わる」ため。素直に帰りたがらないのは、子どもにとって当たり前の心理であることを理解してあげましょう。

子どもが好きなものや場所を知っておこう!

子どもに「帰ろうよ」と提案すると、「帰ること」が行動の目的になります。しかしそれでは遊んでいる子どもにとって、帰ることより遊ぶことのほうが優先されるため、なかなか帰る行動に移してくれません。

そこで有効なのが、「帰ろうよ」ではない別の行動への提案です。言い方を変えるだけで、結果的に子どもが遊びをやめて、帰る行動に移してくれるきっかけとなりますので試してみましょう。

例えば、公園で遊んでいて、帰る時間になった時、帰り道に何か子どもが好きな場所や好きなものが見られるスポットなどがないか考えてみます。

車が好きな子どもの場合には、ショベルカーが止まっている工事現場の横を通りながら自宅に戻るルートを選びます。そして、子どもには「ショベルカーを見ながら家に帰ろう!」と提案します。

気持ちの切り替えスイッチを押そう!

楽しく遊んでいる現在の遊びをやめて、帰る途中で「好きなショベルカーを見にいく」といった行動に移すほうが、子どもの「やってみたい」「楽しそう」と思う気持ちにつながり、気持ちが切り替わりやすくなります。

子どもが興味を惹かれるものは一人ひとり違います。また、気分やタイミングによっても変わってきます。

・帰っておやつを食べよう
・おやつを作ろう
・おうちのおもちゃで遊ぼう
・お家のお風呂で水鉄砲しよう
・ママお料理するから卵割ってくれる?
・お家でDVD観よう
・映画館ごっこしよう
など、様々な提案を用意しておくといいですね。

それでも頑なに「帰らない!!」となることも想定しつつ、遊び心を持って接することが大切です。その時、子どもが興味を惹かれているものや、遊びたい気持ちを尊重しながら提案してみてくださいね。子どものいろいろな反応がみられるかもしれませんよ。

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