保育士さんに聞いた!寝かしつける7つのコツ~前編

保育園でのお昼寝の流れ

保育園でのお昼寝までの流れは、給食後に絵本を読むなどゆっくり遊べる時間を過ごし、読み聞かせをしてみんなで絵本を見てから、だいたい決まった時間にお昼寝の部屋・布団に行きます。

布団に入る前にハグやハイタッチをしてから自分の布団に行く流れにしていることもあり、何よりお昼寝の時間や部屋を嫌いにならないように、と思っていました。

明るさはカーテンで暗くするも子どもたちの体調の変化に気づけるように、顔が見えるくらいの明るさにしていました。ただしご家庭で夜眠る場合には豆電球もつけず真っ暗にする方が夜泣きに繋がりにくく熟睡しやすいと言われています。

お昼寝の環境作り

保育園では、オルゴールを流して静かに寝かしつけが始まります。無音で寝かしつけするところもあると思いますが、オルゴールをつける場合は基本的にリピートさせることが多かったです。途中で眠りが浅くなった時に、曲が違うなど些細な環境変化にも敏感な子どもは泣いてしまうことがあるためです。ご家庭でも「寝入った環境」を朝まで維持するために、音楽は同じ曲をリピートで流し続けることがおすすめです。

また、オルゴールもいいですがザーッというテレビの砂嵐のような「ホワイトノイズ」は、音のカーテンの役割をしてくれて、生活音をかき消してくれるので途中で起きてしまうことを防ぐことができます。これらのノイズは赤ちゃんが母親の体内で聞いていた音に似ているため、気持ちが落ち着くと言われています。他にも、ベビーモニターに内臓されている「ブラウンノイズ」などがあります。「ブラウンノイズ」は「ホワイトノイズ」よりも音が少し低く、風が唸るような、水が大量に流れるような音がします。

音を聞かせながら寝かしつけすることで、最初はうるさく感じるかもしれませんが、大人にとっても睡眠の質をあげる一つのアイテムとされているので、試してみる価値はあると思います。

いつも同じ環境にする

ここで大切なのはルーティンであること。子どもにとって習慣や秩序あることは安心に繋がるので、「寝る時間」という心の準備ができるように環境を整えていきたいですね。

保育園と子育て両方での寝かしつけを経験した中で分かったことは、園よりも自宅での寝かしつけが大変ということ。保育園ではお友達と一緒に眠る雰囲気があり、眠るモードになりやすい点があります。一方、家庭では甘えもあり、眠る雰囲気・決まった流れを作ることは難しい面があります。

パパやママなどいっしょにいる大人の存在自体が子どもに大きな影響を与えますので、ゆっくり呼吸をしたり、リラックスした状態だったりすることで、子どもが眠るきっかけになります。うまくいかないと思った時、ぜひ深呼吸をしながらパパやママも休まる時間になるように過ごしてみてくださいね。

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