子ども乗せ自転車の選び方

子ども乗せ自転車の選び方

子ども乗せ自転車は日常的に使うものですから、家族構成に合った機能を選ぶことが大切です。

電動アシストはいる?いらない?

電動アシスト付き自転車とは、走り出しや登り坂などのペダルを漕ぐのに強い力が必要となるタイミングで、漕ぐ力をアシストしてくれる自転車です。バッテリーを自転車から外して充電する必要があります。坂道や子どもをのせている場合など、電動アシストはないよりもあった方が断然楽ですが、価格が高くなるためアシストの無いものを検討される方も多いでしょう。どちらにするか悩む場合は、試乗できるお店に行って乗り比べをしてみるとよいでしょう。

子どもが1人の場合、前に乗せる?後ろに乗せる?

道路交通法にて自転車の二人乗りは禁止されていますが、小学校就学の始期に達するまでは、同乗が認められています。また、「前乗せ」は1~4歳未満(体重15kg以下、目安身長100cm以下)という制限があります。これは自転車用幼児座席の安全基準(SG基準)に基づいています。

子どもを前乗せする際のメリットは、子どもの様子がよく見えることです。しかし、子どもが大きくなるにつれてハンドルが重くなり、ふらつきやすくなるため注意が必要となります。「前乗せ」と比べて「後ろ乗せ」は自転車を操作する際の安定感があります。

どちらにしても自転車用幼児座席の利用はもちろん、ヘルメットは必ず子どもを乗せる前に正しく装着しましょう。

前乗せ幼児座席を選ぶときには「ハンドル一体型」にする?「吊り下げ型」にする?

ハンドル一体型とは、自転車のハンドルがひらがなの「ひ」の字のように湾曲していて、そこに前乗せシートが納まっているもののことです。ハンドルに遠心力がかかりにくい構造のため安定感があり、小柄な人でも比較的運転がしやすいです。

吊り下げ型とは、T字型のハンドルの内側、運転者の膝の上あたりに前乗せシートを吊り下げているもののことです。手持ちの自転車に後から取り付けることができるため「後付け」と呼ばれる場合もあります。ハンドル一体型にはない「前カゴ」が使える点は便利ですが、ハンドルを取られやすい、運転者の視界が遮られやすいなどの面があるので注意が必要です。

幼児座席のタイプを決める際には、レインカバーなどの必要なアイテムが装着できるかの確認を合わせて行います。

タイヤのサイズはどう選ぶ?

現在メーカーが販売している子ども乗せ自転車は、20インチサイズが主流となっているようです。シティサイクルと比べるとタイヤの径が小さいため「乗りにくくのでは?」と不安に思われるかもしれません。

しかし、タイヤが小さいことで地面からの距離が近くなり、安定感が増す、つまり安全性が高まります。26インチサイズなど、大きめのタイヤの自転車を選ぶ際には各メーカー、自転車のモデル、乗せる子どもの人数などに合わせた適応身長が設定されていますので、事前に情報の確認や実際に自転車に試乗するなど行いましょう。

様々な便利機能

安全性をプラス

<ハンドル回転ロック>
自転車を停めて子どもを乗せたり下ろしたりする際に、ハンドルが回転しバランスが崩れて自転車が倒れてしまうことがあります。それを防止するのがハンドル回転ロック機能です。

<電子キー>
手元で自転車のキーを操作できるものがあります。キーを鍵穴に差す手間が省け、子どもから目を離す時間が短くなる安全で便利な機能ですね。

収納力をプラス

<収納付き自転車用幼児座席>
子どもを連れての外出は荷物が多くなるのが常です。収納スペースはあった方が嬉しいですね。自転車用幼児座席にポケットを備えた製品があります。

バッテリー長持ち

<大容量バッテリー>
毎日長距離乗る方だと、頻繁にバッテリーを充電する必要が出てきます。充電頻度を低くしたい場合は大容量バッテリーのものを選ぶと良さそうです。

<走りながら自動充電>
坂道を下る時・ブレーキをかけた時などにバッテリーが自動で充電される機能です。バッテリーの減りが抑えられ、電源につないで充電する回数を減らすことができますね。

快適性をプラス

<サンシェード・フットカバー>
自転車用幼児座席用のサンシェードやフットカバーが標準装備されているもの・オプションで追加できるものがあります。夏の紫外線や冬の冷たい風から子どもを守ってくれます。

自転車を購入する際には、実際に試乗するようにしましょう。見た目や機能だけでなく、自分に合う乗り心地のものの選ぶことをおすすめします。

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