

母乳育児に起こりやすいトラブルと予防法
赤ちゃんへの母乳の与え方
母乳を飲ませる量がわからない
母乳育児でまず悩むのが、母乳の量が目視できないので、飲ませる量がわからないことです。基本的には欲しがるだけ飲ませても大丈夫です。判断する目安として、体重が増加しており、1日のおしっこの量も5回以上出ていれば、量としては十分です。
母乳が出ない、母乳が出すぎる
母乳量が出ない場合や母乳トラブルに悩まされる場合は、無理をして搾乳するのではなく、市販のミルクなどもうまく使っていきましょう。逆に母乳が出すぎてしまう場合は、搾乳機で少量の母乳を搾乳することで量を調整します。
母乳育児のトラブルとケア
授乳中、赤ちゃんが上手く母乳を吸えないことで乳頭が傷つき、授乳の度に乳頭が痛くなることも多いです。乳頭が硬い・伸びないことが原因であれば、赤ちゃんが口にしても問題ない馬油オイルや専用のクリームを使って優しく乳頭マッサージを。難しければ、乳頭保護器の活用をおすすめします。
また、授乳後には赤ちゃんへの影響に配慮した、保湿クリームなどでケアをしましょう。傷がひどい場合は、クリームを塗った後にラップで包むなどすると、より保湿効果がアップします。あまりに痛むときには、無理をしないで、市販のミルクに置き換えるなどしてみましょう。
ママの心身のケア
子育て中は寝不足になることも多く、外出もあまりできない環境の中、ママも疲れやすくなるものです。疲れているママの負担を減らすときには、搾乳機の活用がおすすめです。
搾乳した後の母乳であれば、パパや周りの大人でも赤ちゃんに母乳をあげることができますので、ママの負担軽減になります。ただし、搾乳機に頼りすぎると母乳の出が悪くなる可能性や、赤ちゃんが乳首をうまく吸う練習ができなくなるので、便利ですが頼りすぎには注意しましょう。
予防ポイントを試してみても、母乳がでない、授乳時の痛みがひどいなどトラブルが解消しない場合は、産婦人科の母乳外来や、助産院、助産師さん、産婆さん等に相談しましょう。
授乳は、この時期にしか経験できない赤ちゃんとママの大切な時間です。無理せず、気楽に母乳育児を楽しみましょう。
にかほ市の子育て支援
- にかほ市「ネウボラあのね」 妊娠期から子育て期にわたっては、様々な不安や心配ごとが沢山あるもの。妊娠中の心配事、子育ての悩みや不安などどんな些細な心配ごとでも気軽に話すことができます。担当の臨床心理士がじっくり、ゆっくりお話しを聞いてくれます。