先輩ママに聞く!宿題をしない子どもへの接し方

ある日突然

子どもが小学5年生のとき担任の先生から宿題をしてこないことを告げられました。優等生ではありませんが、これまで宿題をしないということがなかった子どもが、なぜ宿題をしなくなったのか、親として理由がわかりませんでした。

困惑しながらも「宿題はやろう」と子どもと話し合いをして、渋々ではありますが、宿題をするようになりました。しかし、すぐにまた宿題をしなくなりました。担任の先生からは何度も電話がかかってくる状況でした。

子どもの想いをしっかり聞こう

まず試してほしいのが、根本的な原因究明のために、本人の想いを聞くことです。子どもの本音を引き出すために、好きなお店で好きなものを食べさせて、気持ちがほぐれたところで理由を聞いてみました。

すると、担任の先生のことが好きになれず、宿題をしたくない、という予想しなかった答えが返ってきました。

子ども自身も、宿題をしないことで損をするのは自分だとわかっている。自分のために頑張ろう、という親からの言葉は当事者である子どもに届きませんでした。

具体的に実行した3つのこと

・1つ目はとにかく子どもの話をよく聞き、出来るだけ共感する。
・2つ目はとにかく先生の話をよく聞き、出来るだけ共感する。
・3つ目は先生の悪口を言わない。

親の影響力は大きく、親が嫌えば子どもも嫌うものと考えているため、事態を悪化させないよう細心の注意を払いました。実際、担任の先生は子どものために一生懸命取り組んでいただいていましたので、心から感謝しています。

結果、その後も宿題をしたりしなかったりを繰り返して、春になり進級しました。すると担任の先生が替わったことで、宿題を以前のようにするようになり、学校から電話がかかってくることもありませんでした。

子どもには子どもの理由がある

宿題をやらない理由は沢山あると思います。単純に習い事や塾に忙しくて、宿題をやる時間がない。授業の内容が難しくてついていけない。他に夢中になる何か楽しいことがあり、忘れてしまう、など十人十色。

好き嫌いが理由の今回のケースでは、結果的に効果はでませんでしたが、理由を知ること、積極的にコミュニケーションをとることが大切。すべてがうまくいくわけではありませんが、どんな理由であれ、解決策は対話を重ね、コミュニケーションを図ることです。

子どものよき話し相手となり、子ども自身が誰かに想いを話すことで、頭と心が整理されていきます。そこに暖かな応援が加われば、子どもは自分にとっての正しい道を自ずと進んでくれるのではないでしょうか。

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