夏の思い出に七夕飾りを手作りしよう

伝統的な5色に願いを込めて

短冊に使われる伝統的な七夕カラーは5色(白・青・赤・黄・黒または紫)で、これは古代中国の自然哲学である「五行説」に由来しています。

それぞれに意味があり、短冊に書くときは願い事に合わせて選ぶと叶いやすいと言われます。例えば、「テストで100点をとりたい」という願いなら黒(紫)色、「おじいさん、おばあさんが元気で長生きしますように」は赤色など。下記を参考に色選びしてみてください。

・白:義務を果たす。決まりごとを守る
・青(緑):他者を思いやる。人を愛する
・赤:親や先祖に感謝する、目上の人を敬う
・黄:約束を守る。人間関係を大切にする
・黒(紫):学業の向上を願う

七夕飾りをつくろう!

短冊の色は子どもの好きな色を自由に選んで書いてももちろん大丈夫です。落ち着いた色合いや同系色など、色のトーンを合わせて、インテリアとしておしゃれな雰囲気に仕上げることもできます。

また形も短冊の形にとらわれず、星型や笹の葉の形にするなど自由に楽しんでみてはいかがでしょう?織姫・ひこ星や、吹き流し、ちょうちん、網飾り、巾着(お財布)など七夕ならではの飾りのほか、星や折鶴をつなげた飾りや、輪飾りでも十分雰囲気が出て華やかになります。

一枚の紙からいろいろな形が生まれる折り紙は、遊びながら空間認知能力や集中力、根気などが養われると言われます。お子さんの「やってみたい」気持ちをうまくサポートしながら、一緒に作ってみましょう。イラスト付きのかわいい短冊にしたり、カラフルな七夕飾りを作っていると大人も夢中になってしまいます。

笹竹がなくても大丈夫!飾り方はいろいろ

飾りつけとなった段階で、本物の笹竹はなかなか手に入れるのが難しいようです。もし手に入っても枯れやすく、せっかく作った飾りを長く楽しめないのが難点。そんなときは笹竹がなくても楽しめる工夫を。

モビールやガーランドスタイルにしてみたり、緑色のマスキングテープで壁に笹竹を表現してみたりとインテリア感覚で楽しんでください。短冊のほかにもいろいろな願いが込められた七夕飾りがあります。好きなものを選んで子どもと一緒に七夕飾りを手作りすれば、楽しい思い出になること間違いなしです。

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