

子どもの想像力を高める「紙芝居」の魅力
集中力、共感力が高まる紙芝居
読み手が1枚ずつ絵を見せながら、ナレーションやセリフを読み聞かせて物語を進めていく紙芝居。絵と文字が同じページに書かれている絵本とは違い、紙芝居では子どもたちは絵のみを見ることになり、物語の内容は読み手の発するナレーションやセリフに依ります。そのため、紙芝居は「話を聞く」というよりも「芝居を見る」という感覚に近いといわれています。
子どもは、集中して聞かないと物語についていけないため、子どもの集中力が養われます。また、同じ空間の中で、読み手と子どもたちが同じ世界を共有することによる「共感性」も養うことができます。
また、紙芝居は、絵の枚数に限りがあります。その絵に描かれていない部分を自分の頭の中で描くことで、想像力の成長も期待できるのです。
紙芝居は「演じる」ことが大切
では、家庭で紙芝居の読み聞かせをするとき、子どもたちを夢中にさせるためにはどんなコツが必要なのでしょうか。
それは、声の抑揚をつけ、感情を乗せること。また、キャラクターによって声色を変えるなどの工夫も必要になります。紙芝居は、「読む」というよりも「演じる」ことが大切なのです。
また、「紙芝居、はじまり、はじまり~」など紙芝居の最初の“あおり”や、物語の終わりの「おしまい」の言い方を工夫することで、子どもたちはより紙芝居の世界に没入することができるでしょう。
子どもたちが「紙芝居は楽しい」と思ってくれたら、大成功。ぜひ、次の物語を演じてあげてください。
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